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25話 サルア君。ちょっとだけ頑張ります。

ほいほい。文字数が少なくて申し訳ございやせんね。いやちと忙しかったのですよ。えぇまぁ。ま、個人的な事情というやつです。そういえばなんですけど、自分は0から1を作るのは苦手だけど1から何かを増やすのは得意らしいです。そう知り合いが言っていたので間違いありません。

 ──さてと、本気出したはいいものの、どうするべきか。神力を全部使い切るのはまずいよなぁ。転生したからか、さっきよりも多少神力が増えているが、一体あとどれだけ神力がもつのか。長くても30分程度が限界だな。なるべく神力の消費は抑えよう。

 それよりもだ、俺の仕事はた

 った一つ。墓の封印を解くだけ。


『どうせ普通にやったらお前には勝てない。圧倒的な実力差があるからな』


封印を解く前に殺られる。さっきの二の舞だ。

ただ、さっきとは違う点がある。さっきは手を触れなければ封印を解除できなかったが、今は触れずとも解除できる。そして、もう一つ違う点があることが今わかった。


 『こんの封印クッソ複雑すぎんだろ!』


・・・まずいな。この封印を解くまで神力がもつのか。


 『ええい!めんどくさいのは関係ねぇ!とは言ってられない状況。ちと真面目にやるか」


俺は一度人の姿へとなる。そのせいで空間支配は数分で切れてしまうが、神力の消費は抑えられる。空間支配が切れそうになったらまた神になってやるだけだ。


 『なるほど。魔法が使えないわけですか・・・すこし面倒ですね』


と、顔をしかめる。その反応に、サルアは少しの疑問を浮かべる。結界で魔法を使えなくしたのだが、結界も魔法だ。奴がさっきサルアの魔法を消したから、これも消されると思っていた。


 「魔法が消せねぇのか。【アースクリエイト】」


俺は覚えていた。奴がこの魔法だけを消していたことを。これに当たったらまずいと言っていたことを。


 『腹立たしい・・・』


そう言って、眉間に皺をよせ、怒りの表情を浮かべながら横へ飛びのく。


「そこに避けるよな!知ってんだよ。戦闘経験は俺のほうが上なんだよ。そこ、地面ないぜ」


俺は奴が避けた先の地面を削る。


 『チッ一回落ちたほうがいいかもですね』

「は?一体何考えてるんだ?」


そう言って奴は空中で体を伸ばし落ちていった。

奴の突然の行動に俺は疑問符を浮かべるが、すぐにその疑問は解消されることになる。


 「なるほどね。肉体的にも化け物なのかお前は」

『落ちるのを抵抗するよりも空気抵抗を減らし落ちてから一気に飛び跳ねるほうがいいですからね』


そう言って、奴は拳を握る。それを見て俺もこぶしを握る。が、勿論俺は相手の土俵で戦うつもりはない。わざわざ不利になるようなことはしないさ。

 なんて考えていると、奴の拳が眼前へと迫ってくる。


「うぉ!あっぶね!やめろよったく。でも、攻撃の後って隙ができるんだぜ?うぉらアッパー!」


 俺がフルパワーでアッパーを繰り出すが、奴はそれをのけぞることで避ける。


そんでもって、一旦神になり、空間支配の延長をする。だが、それによりさらに神力が減少する。


『そろそろ厳しくなってきたな。あと少しで解除できるのに、、、【テレポート】』


俺は不意打ちで奴にテレポートを発動させてみたが、奴は難なく回避する。そして回避した場所にテレポートの罠を仕掛けられるのを警戒したのか、空中で体をうねり、予想していなかった地点に着地する。

 しかし、奴も相当追い詰められてきたのか、口数が減っている。


『やっぱり、俺がテレポートさせようとしても意味がねぇか」


俺は再び人の姿となる。

 魔法は効かないわけではないが、効果は薄い。自分でテレポートさせるのも無理、封印の解除は神力が底を尽きるのが先かわかんねぇから天罰も使いにくい。スキルの類は攻撃系は少ないから無理だろう。希望があるとすれば、俺の加護の能力だが、制裁がどうとか言われた記憶がある。誰か暇な神に来てもらうって手も、、、いや、ないか。これは俺と奴の戦いだ。首を突っ込むことはできない。


「・・・さぁて、ちょっと厳しくなってきたぞ」


俺はそう言いながら、額に汗を滲ませていた。


▼▽▼▽


 同時刻、サルアの実家。ミーシアたちは、ただただサルアの無事を祈っていた。

近くで発生した強烈な気配。そして、一時的にサルアが死亡したことにより、一瞬であるが、神とのつながりを絶たれたミーシアやシーラは、ひどい焦燥感に駆られていた。

 ミーシアはただ祈る。サルアの無事を。シーラも例外ではない。それは、ある種の信仰とも言えるものであった。

 突然だが、神力とは信仰心を変換した神の力である。信仰心が高いほど、神力は増し、強大な力を持つ神となる。しかし、サルアは最弱の神。サルアが強くなることを、創造神は認めない。

創造神は、サルアを信仰するものをごく少数に絞ったのである。いや、絞ったのではない。サルアを信仰するものが少ない世界を創造したのだ。サルアのもとへと送られる神力は、ごくわずかである。しかし、そのごくわずかな神力が、サルアを救うことになる。

信仰心ってね。お金みたいなものなんですよ。信仰心を払い、一部の力を世界に還元され、その残りが神へと渡されるって感じです。ま、サルアを信仰しているのは2人だけですので。微々たるものですけどね。本当に。

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