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20話 サルア、故郷に行く。

カクヨム書くの面倒くさいから全然投稿してねぇや!


・・・どこだ?ここ。

俺は、林の中を馬車で進んでいた。

 たしか5時間ほど前ににミリア、だっけ?あいつと別れて普通に別の街へ行こうと思ったのだが、、、うん。正直に言おう。迷った。しかし、本来であれば俺の絶対的な方向感覚で迷うことなどないのだが、どうして今こうなっているのか。それは、1時間半ほど前のことだ。

 


 俺は、道に沿って馬車を走らせていたのだが、ふと地図を見たら、その道に沿っていくと必ず辿り着く、少し大きい村があるのだ。その村だが、言うまでもなく、俺の故郷だ。

 村の名前は、スネク村。どこにでもあるような何の変哲もないただの村だ。別に、そのまま道を進んで、村に入っても、ほとんど問題はないが、無いのだが、とにかく、両親には会いたくない。喧嘩別れしたわけではないが、とにかく会いたくなかったのだ。だから、俺は道から外れて迂回しようと思ったら、迷った。見事に迷ったのだ。


なんとか、大通りに戻ろうと進んでいると、突然ミーシアがこんなことを言い始める 


「サルア様?どうしたのですか?さっきから、同じところをぐるぐると回ってますよ?」



 「同じところを?どういうことだよ。俺はまっすぐ進んでいるはずだが?」


俺がそう聞くと、ミーシアが一つの木を指さす。すると、そこにはナイフで切り付けられたであろう傷があった。


 「あれは?お前が付けたのか?」


「えぇ、目印にと思いまして。そしたら、私が付けた同じ形のしるしを私が付けた数以上目撃したので」


と、報告してくる。

 

 「なるほどね。俺の方向感覚をもってしても迷った。うん。幻術とかの類にかかってるかな?俺には効かないはずだけど、、、」


 俺がただの人間の幻術なんかにかかるはずがない。魔物や植物も幻術使うが、人が使う者よりは弱い。


 「ってことは、個人にかけてるんじゃなくて、空間に干渉してるのか。なら、、、」


使うなと言われたけど、少しくらい問題ないだろう。


 「【神の特権・空間支配】」


神の姿の方が効力は強いだろうけど、さすがに怖いから人の姿のままでやる。


 空間支配、まぁ言葉の通り空間を支配する。自分を中心とした一定範囲内を自由に操作できる。創造神に怒られそうで怖いけど、ほんの少ししかやってないから多分問題ない。はず。

 とにかく、今ここら一帯は俺の世界と言っても過言ではない。俺にとっての不都合は、すべて消えてなくなるというわけだ!


 と言って使ってみたのだが、周囲に変化したところは見当たらなかった。まぁ、当然っちゃ当然だろうな。違いが分かるほど、幻術と現実がかけ離れているわけがない。

 森があたりを覆っているのには気づいたが、代わりに近くで草木が揺れる音が聞こえた。


 「そこ!両手を挙げて出てこい!」


と言って睨むと、木の陰から、一人の中年女性が出てきた。



 「見つかっちまったのかい。勘の鋭いやつだね。って、あんたは──」


「失礼しました!サヨナラ!」


女性の顔をみた瞬間、俺は、背筋にひんやりとした何かが走った。そのままこの場にとどまっていたら、確実にヤバい。絶対にヤバい。そう判断した俺は、全力でその場を後にし、ようとおもったじきがありました。。馬車を加速させた瞬間、目の前に、ザッと音をたてて、中年男性が道をふさぐ。


 「へっ、ここから先は通さないぜ。侵入者は・・・排除だぁ!」


と言って、農具の鎌を振りかぶって襲ってくる。


 「あーもう!【結界製造・すごく高性能の結界】そんでもって【スリープ】」


とはいっても、この中年おじさんは”ふはははは!効かぬわぁ!”と言って突撃してきそうだけど、、、


 「ふはははは!効かぬわぁ!若造が!む、結界か、、、」


俺達に鎌を振り下ろそうとしたとき、俺の張った結界の存在に気づき、動きを止める。


 「へっ!俺なりに改良した結界だ。解読できる分けねぇよ!」


結界に手を当てて、結界の構成を解読しようとしていたから、俺がそう言って煽ると、すっかり忘れていた最初に出てきた人が、再び幻術を使おうとしていたが、俺はまだその世界を支配しているから、すぐに打ち消される。


 「なんだいこれは、面倒くさいね」


と文句を言ってくる。

 これなら、持ちこたえれるかな?と思ってると、結界に触れていた男が、


「あ、できた。さぁ、抵抗はやめるんだな!」


と言って、結界を通り抜けてきて、鎌を振りかぶる。

 クソっ、嫌だ、絶対に嫌だ、だけど、このままじゃもっと面倒な事になる、面倒な事は嫌だよぉ、どっちにしろ面倒くさいよぉ。・・・腹くくるしかねぇか。


 「なぁ、さっき侵入者とか言ってたよな?ここは村の敷地内なのか?」


「あぁ、そうだ。この村は商人や旅人は村の正門からじゃないと入っちゃいけねぇ。それ以外は、ある程度痛い目を見てもらう。甘い対応して規則を守らないやつが出てきたら困るからな」


俺の質問に、男はそう答える。

ってか、そんな規則聞いたことねぇよ。いつできた規則だ?まぁ、いいか。


 「なら、問題ないだろ?俺は例外じゃねぇのか?」


俺がそう聞くと、男は明らかに困惑した表情を見せる。


 「対象は旅人か門番だろ?この村に帰ってきた奴なら問題ねぇだろ。だよな?クソ親父」


と、親父をじっと見据える。すると、俺ですらギリギリ見える速度の右ストレートが飛んできた。


 「息子の名を、かたるなあああああ!!!」


 わお、人死ぬぞ。あの攻撃。


「騙ってないぞ。俺は正真正銘、親父とおふくろの息子、サルアだ。それと、さっきから魔力集めてるの、ばれてるぞ?」


俺はそう言って、振り返ると、チッと舌打ちをして「ばれちまったかい」とつぶやく。


 「なんでばれないと思ったんだ?まぁいい。親父はさっきから、何か言いたそうな顔してるよな?証拠出せって事か?」


俺は親父の方へ向き直り、そう尋ねる。すると、父は小さくうなずいた。あ、ミーシア達は何が起こってるのか理解していないのか、固まっているぞ。


 「証拠、まぁこれと言って出せれるものはないけど、さっき解読してた結界、どうして解けた?構成を、知っていたんじゃないか?」


結界魔法は自由に作れるが、流派がある。直清流ちょくちんりゅうや、直混流ちょくほんりゅう円清流えんちんりゅう円混流えんほんりゅうの4つが、主な流派だ。使い手同氏が、同じ流派だった場合、簡単に解読ができる。ある程度テンプレート化されてるからだ。そして、親父は我流、それを見て俺は育った。つまり、俺と親父は同じ流派だ。だから、簡単に突破されたのだ。


 「俺の記憶も証拠になるなら、親父がスープのだしを取った時、間違えてそのダシを捨てたこともあったよな。他には、おふくろ、俺を抱きしめすぎて呼吸困難になったっけ。すぐに回復魔法かけられたからよかったけど。あぁ!あと親父がおふくろがいない時間に若い娘を・・・」


「だああああ!わかった!認める!認めるから黙れ!」


俺がそういうと、親父が俺を止めにかかる。


 「・・・サルアちゃん。あとで詳しく教えてね」


だが、遅かったようだ。おふくろがすごい怖い目で見て来る。


 「なぁ、そのサルアちゃんっての、やめてくれないかな?子供じゃないんだから」


俺がそういうが、おふくろはからかうように笑って、


「いやだね。おふくろって呼んでくるじゃないか。母さんって呼んでおくれよ」


と笑っていた。母さんか、別にいいのだが、、、思い出すからなぁ。っと、今しんみりしちゃいけねぇな。

 俺は、最大限の警戒態勢をとる。理由は簡単、やばいから。何がヤバいかって?それは、、、


 「さ~るあーー!お前ぇ、死んだって聞いて俺は、俺は!心配したんだぞ~?」


と言って、抱き着いてくる親父を、ひらりとかわす。


 「ん?俺は死んだよ。確実に。腹を裂かれて頭を割られて骨を折られて。俺の今の身体は転生した姿だよ。つっても、信じてくれねぇと思うが、、、」


いや、案外信じるかもしれない。この親たちだし。

 そしたら案の定、何も考えてない顔で二人が「そうか、そうか~」と頷いていた。


「さ、親父、おふくろ。ここまできて村に顔を出さないのもあれだし、連れて行ってくれ。あいつの所にもいってあげたいしな」


 俺がそういうと、二人は少し悲しそうな顔をしてから、ゆっくりと歩きだした。


▽▼▽▼


 「はぁ、懐かしいな。スネク村、変わってねぇな」


「ここが、サルア様の故郷なのですね」


「珍しいものがいっぱいなのです。買い物でも・・・」


そう言ってあたりを見渡す。この村の特徴は、村人の4/1が黒髪黒目だということだろうか。昔、異世界からやってきた人が興した村らしいし、異世界の文化もある程度ある。麻雀も、この村発祥だ。


 「じゃぁ二人とも、俺はまず、あいつに挨拶してくるよ。夕方には戻る。ミーシア、シーラ、お前らは二人についていけ。買い物は、、、仕方ねぇから許可する。じゃあな」


俺はそう言って、二人と別れた。


 「はぁ、地味に遠いのが面倒くせぇな。まったく、面倒な生活してやがる」


俺は、村の中心から少し離れた丘の上まで登っていた。それから、数分立ったところで、一つの大きな、この村に代々伝わる、土台の石に長方形の石を積んだものが見えて来る。


 「あぁ、こんなに汚れて。お前”汚い乙女は乙女じゃない”とか言ってたくせによ。はぁ、シャあねぇ。ちょっと待ってろ、【浄化】よし、綺麗になったな」


苔がびっしりと生えていたその石を、浄化して俺は、その墓石をなでる。


 「悪かったな。なかなか来れなくて・・・」

スネク村、スネク、スネーク、へび、ヘビー、重い。・・・愛が (いろんな意味で) 重いぜ。えっと、すみません。


えっと、結界の文字配列、直清流は、一点を中心に放射線状に大量の文字が、一種類の言語で書かれている。直混流は、直清流とほとんど同じですが、文字の中に記号が含まれています。

円清流、円混流などは、一点を中心にグルグルとカタツムリのように文字が書かれているだけで、言語や記号などは直清流や直混流と同じです。

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