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19話 サルア一行の出発 道化少女と魔族

うん。タイトルなっが!?でも、仕方のない事なんです。あまり内容思い浮かばなくて、ですね。何となく書いていたらこうなりました。許してください。それと、文章クソです。もう一度言います。文章クソです。

 「追いついたって、どんな足の速さしてるんだよ。お前よりも足速い奴はみたことあるけど、そんなきゃしゃな体でここまでの速度出す奴は初めて見た。・・・化け物?」


 「あんたの方が化け物でしょう!一体何食べたらこんな足の速さになるのよ!」


と言って、地団太を踏むミリア。化け物とは、失礼な。


 「あー、仮面付けたままだから余計に暑いわ・・・」


と息を切らしていう。


「おう、そうか。人前で仮面を外すわけにはいかないだろ。気を付けて変えろよ」


「えぇ、そうさせてもらうわ。さようなら。って!帰るかぁ!」


と、見事なノリ突っ込みをするミリア。定番すぎて笑えはしないけど。


 「もー、なにさ。俺に恨みでもあるのか?初対面だろ」


「そうだけど!お兄ちゃんの仇よ!大会は殺すのは禁止のはずでしょ!」


「たしかに、禁止だな。俺はあの大会では殺してないぞ?瀕死に追い込んだだけだ。そのあとに勝手に死んで俺のせいにされたらたまったものじゃない」


 俺の言い分は正しい。切り傷から最近が侵入してそのまま死ぬって例もあるし。ミーシアだって腕が破裂したままだったら死んでただろう。

 と、いうことを説明する。そして、少しだけ賭けに出てみることにした。


 「ってことで、俺は悪くない。まぁ、多少はシャジャリさんに、魂を優遇してくれないか頼んでみるよ」


 シャジャリさんは、人族に信仰されている神だから、こいつがしっていないはずがない。そして、俺がシャジャリさんに頼みごとができるほど親密な関係と誤解させたら、もしかしたら、俺が神と気づいて、さらにもしかしたら仲間になるかもしれない。

なんてことを思ったが、もちろんそんなのはただの空想で、結果は予想出来ていた。


 「神に祈るだけで、お兄ちゃんが天国でいい生活できるわけないじゃない」


と、ミリアがつぶやく。

 結果は予想通り、信者の妄言ということになった。


「あぁ?天国でいい生活なんてできるわけないだろうが。あいつが何人、人を殺してると思ってるんだ?だから、俺がせめて地獄で苦しまないように罰を軽減してやれねぇか頼んでやるっつってんのに。ま、どうでもいい。どうせお前は何もできない。兄を弔うことも、俺を殺すことも」


「・・・」


俺の言葉に、ミリアはただ黙ってうつむく。


 「お前に何ができる?魔力もない。筋力も炭鉱族はおろか、人族にとっても弱い。ただ足が速いだけの女。そんなお前に何ができる?断言する。お前は何もできない。何の目標も達成することができない」


「・・・」


 仕方のない事だ。まだ先は長い。この娘に、俺を殺すという目標だけを掲げる人生を送らせるのは、あまりにも酷だと思う。


 「わ、私だって、私だって・・・」


「ん?」


「私だって頑張ってるもん!お兄ちゃんのために毎日ご飯作ってたもん!お家の掃除とかもできるもん!うわああぁぁん」


何か言い出したと思ったら、突然泣き出してしまった。ど、どうしよう、さすがに言い過ぎたか?


 「わ、悪かったって!家事とかはできるんだな!す、すごいぞ!じゃ、俺はこれで・・・」


と言って、そそくさと逃げようと思ったら、


 「殺す!」


とすごい目で睨まれた。


 「え?ちょ!【スリープ】!眠れ!眠っとけ!その間に俺は逃げる!あばよ!おっと、【侵入防止結界】こんどこそあばよ!」


今にも襲い掛かってきそうなミリアをスリープで眠らせて、一応、結界を張って、地面に直径1mほどのクレーターができる速度で逃げた。


▽▼▽▼


 「ふぅ、びっくりした。起きない内にさっさと逃げねぇと」


俺はそう言って、馬車を動かそうと手綱を握った時、後ろから視線を感じた。

 まさか、ミリアか?そう思って振り返ってみると、


「「じーーー(なのです)」」


と言いながらじっとこっちを見て来るミーシアとシーラと目が合った。


 「お、おいどうした?さ、さぁ!出発するぞ!」


二人の視線をのけて鞭をふるおうとしたとき、ミーシアに肩をつかまれる。


「どうした?そんな、いきなり型をつかんで。って、痛い痛い痛い!お前こんな力強かったか?いや、お前最弱だよな!?ちょ、本当に痛いから!離して!はな、離せ!」


体をひねって、無理やり手を離させたことで何とかなったが、本当に痛かった。

俺が涙目でつかまれたところをさすっていると、


 「私は悪くないですよ。それよりも、どこに行ってたんですか?サルア様に手をかざされたかと思ったら、次の瞬間にはサルア様はいなくなって、隣でシーラちゃんが寝てて、びっくりしたんですから」


「なのです。ご飯の時間が無くなったのです」


と、口々に文句を言ってくる。


 「う、うるさい!やることがあったの!以上!これ以上その話をしたら天罰!」


と、強引に話を終わらせると、ミーシアが小さく笑う。

 

 「何がおかしい?面白い事なんてあったか?」


「いや、天罰だぞーって言ってるのが、小さい男の子を見ているみたいで、、、」


俺がそう聞くと、ミーシアは失礼なことを言ってくる。いや、確かに本当にやる気はなかったが、


 「うるっせえよ。ったく。もう出発するぞ。いつまでもこんな所でだべってたら何も始まらないからな」


 と言って、今度こそ馬車を走らせた。


▽▼▽▼


─エクローゼ(魔族領)─


国と国を分ける、巨大な森のすぐそばで、一人の魔族が謎のくぼみを見つけていた。


 「なんだ、これは?人族の国へ向かっている?」


そのくぼみは、エクローゼの隣国へと続いていた。


 「これは・・・侵入者か」


それを見た魔族は、そのくぼみをだとって歩き始めた。そして、くぼみから少し離れたところで、一人の少女と出会う。


 「あのくぼみは、お前が原因か?」


「・・・え?」


声をかけられたことで、魔族の方へと振り返る。その少女は、道化の姿をしていた。

 

「質問に答えろ。あれはお前が原因か?」


「なんのこと、ですか?」


その道化の少女は、何もわからないといった顔で首をかしげる。


 「嘘をついている様子はない、、、か。何もない。忘れろ」


と言って、魔族はその少女から離れた。

 そして、少女は今になって理解した。あの者は、魔族だと。とてつもない恐怖に襲われると同時、自分の心臓の鼓動を感じ、安心感にも包まれていた。



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