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14話 獣人の里

ちょっとだけ、胸糞?と言えるか言えないかよくわからないシーンがあります。一応気分悪くなっても自己責任でお願いします。

 「──と、いうことなんですよ」


ふむふむ。なるほどなるほど?


「えーと、つまり?獣人がゴーストになって私を見つけて?それを生きてる獣人に報告?あーなるほどなのです。だから居場所が分かったのですか」


「えぇ、その通りです。我々の絆が生んだ奇跡ですね。お、もうそろそろ着きますよ」


そう言って、森の方を指さす。あの森の中に獣人の里があるのだろう。


 「忘れているかもしれないですが、里長になると決まったわけじゃないのです」


「え、えぇ。わかってますよもちろん」


「そういえば、あの里以外に獣人の集落はあるのですか?」


「いいえ、獣人の集落はあの里だけです。野宿ややどを使用している獣人もいるので、全ての獣人が集まっているわけではないですが」


「そうなのですか」


最弱の獣人はいるのかなぁ・・・

 そんなこんなでいろいろ話していたら、里の前まで来た。


 「ただいま帰還した!シーラ様のご到着だ!」


男の獣人がそういうと、門番の獣人が小さくうなずいて、里の門を蹴り破った。


「無口な門番さんなのですね」


「えぇ、あのものが何を考えているか、いまいちわかりません」


と会話しながら、俺たちは里の中へと入っていった。ちなみに、本物のシーラミーシアは里の前で待機だ。前まで行くことは許されたけど、入ろうとしたら止められてた。


 「「「お疲れ様です」」」


「う、うおぉ」


里の門をくぐった瞬間、綺麗に整列した獣人の漢共が膝に手を当てて頭を下げてきた。いや、正確には漢じゃない。漢の娘だ。男の娘じゃない。“漢”の娘だ。


「どうして、このような人たちを集めたのです?」


「え?馬車で移動中シーラ様が「漢の娘が大好きなのです!」と言っていたので一人先に向かわせてその恰好をするように言ったのですが・・・」


幻覚魔法の幻覚設定しなかったのがアダとなったか・・・


「あ、あれは冗談なのです・・・」


まぁ、俺には言った覚えがないから冗談も何もないのだが。

俺が気まずそうにそういうと、頭を下げていた獣人が「え!?」と言った感じでこっちを見てきた。気まずい・・・


「そ、それよりも!里を案内してくださいなのです。里長になるか決めるのはそれからなのです」


「え、あ、そうですね。では、案内します」


そう言って、半身身を引いて、手をスッと里の方へ向ける。そうして、俺たちは里を見て回ることになったのだが、さっそく問題発見!


「えっと、あの人たちは何なのです?」


俺がそう言いながらとあるところを指さす。そこには、酒を飲みまくって吐いている獣人の男と、その吐瀉物をかき集めて飲んでいる女性の獣人がいた。


「うっ、気持ち悪い」


俺が思わずそう言うと、俺の案内をしていた獣人が、


「あ?気持ち悪い?お前、何言って──っと、すみません。しかし、先程の言葉は訂正願いたい」


目にハイライトがない死んだ目をする獣人。その表情が人前で見せていいような表情じゃなかったから、素直に謝罪する。


「ごめんなさいなのです」


と頭を下げて謝ると、男はすぐに満面の笑みを浮かべて、また道案内を再開した。一体何だったのだろうか。

 次、武器屋。特に問題点は無し。しいて言うならば、


「なんであの剣だけ赤黒く光っているのです?あんなの売れるのですか?」


物凄く禍々しいオーラを放っている一本の剣だ。


「あぁ、あれは商品ではありません」


「え?じゃぁあれは?」


そう聞くと、男は全く表情を変えず、


「楽にするためです」


と答えた。

 楽にする、解釈の仕方が複数存在するが、あれは剣、それもあのオーラだ。男の、「楽にする」がどんな意味か。


「それは、“殺す”という事ですか?」


俺の質問にも、眉毛一つ動かさず、


「その通りです。さすが、シーラ様」


と淡々と答える。超怖い。


「えっと、どうして殺すのです?」


「……それでは、先に進みましょうか?」


そう言って、歩き出した。 怖いのだが、、、

 一方そのころミーシア達は、、、


「サルア様、うまい事やっているといいのですが」


「多分大丈夫なのです。危なくなっても、いくらでも殺りようはあるのです」


シーラのその言葉に、ミーシアは「たしかにそうですね」と苦笑いを浮かべる。


「それよりも、少し寒くなってきましたね」


「気をしっかり持つのです。寝たら死ぬのです」


「あはは、面白い。ここは雪山じゃないですよぉ」


と、和やかな空気が流れていた。


 やべぇやべぇやべぇ…獣人やべぇ、、、シーラが里長になりたくない理由が分かった。そりゃこんな里の長にはなりたくないだろう。

俺は目の前の光景に、自分の目を疑った。


「やめて!おがあざん!だずげで!」


体を固定されながら叫ぶ子供の獣人。そして、お母さんと呼ばれた獣人は、


「あんたみたいに常識が無い子を産むだなんて、私は信じれないよ。生まれ変わって考えを改めな」


と言って、唾を吐き捨てる。そして、「お願いします」母親の獣人がそういい、子供の獣人は首を落とされて死んだ。

俺がその光景に唖然としていると、男の獣人が口を開いた。


「時々、あのように常識のない獣人がうまれるのですよ。この里の現状に不信感を抱く子供が。そのような子供には疫病神がとりついているので、あのように処刑するのです。疫病神に取り付かれるなんて、何ともかわいそうだ。ですので、解放して楽にしてあげるのです」


と目を輝かせて語った。


「────」


「?今何かおっしゃいましたか?」


「いや、なにもないのです」


「そうですか」


そう短く会話を交わした後、また里巡りを再開した。


 そして、しばらく歩いたのち、俺は気付いた。この里、最弱の獣人はいない。たなぼたを狙ったが、上手くいかなかった。

 


サルアがその光景を見ていた時、ミーシアの方は


「うーん…こっち!げっ」


「ふっふっふ。それはジョーカーなのです」


「ぐぬぬ、、、」


ババ抜きをしていた。



はぁ。こいつら正気か?

俺はあきれていた。獣人という者に。まぁ、ここは犬獣人の里だからほかの獣人がどうなのかは知らないが。それよりも、俺は目の前の光景に唖然としていた。


 「一つ、聞いてもいいですか?」


「はい?なんでしょうか?」


「この方たちは、なぜこのような生活をしているのですか?」


俺の視線には、子供の獣人がいた。子供、そう。子供である。男女両方含める子供の獣人を、大人の獣人が鞭をたたいて荷物を運ばせている。この子達がどのような存在なのか。それは一目瞭然である。


「奴隷」


「なんだ、分かっていましたか。さすが、シーラ様です。この者たちは先程処刑されていた子供と同じ、常識のない子供です。あのようにして肉体労働を強いて、疫病神を追い払うのですよ」


疫病神か。疫病神ねぇ、、、ちょっと、急用ができた。


 「そうなのですか。それより、お手洗いにいきたいのです、、、」


俺がそういうと、男の獣人は一瞬眉間にしわを寄せたが、すぐにさっきまでの笑顔に戻り、


「そうですか。それでは、ご案内いたします」


そう言って、また歩き出した。が、


「ちょっとまってなのです!その、女性の方に案内を願いたいのですが、、、」


「無理です。私がご案内いたします」


と、間を開けず相変わらずの、笑みを浮かべてそう言ってきた。


「はぁ、そういうことなら仕方ないのです」


「は?」


「すこし眠っとけ。まぁ、心配するな。少ししたら生き返らせてやる」


俺はそう言って、獣人の首の骨を折った。



「ひまですね」


「暇なのです」


「遊び道具持ってますか?」


「雀卓しかもってないのです」


「二人じゃできないですねぇ」


「「・・・・・」


シーラとミーシアの二人は馬車の荷台で寝転がっていた。


「しりとりでもしますか?」


「嫌なのです。知力化け物相手にしりとりでかなうわけないのです」


「そうですか・・・」


「「・・・・・」」


「シーラちゃん…」


「わかるのです…」


「「サルア様がいればなぁ」」


二人が声をそろえてそう言った時、突然馬車に魔法陣が展開した。



「あ、あー。すっきりしたのですー」


そう言いながら、俺はトイレを出て、路地裏へ向かう。


「腐っては、ないか。ってそりゃそうだよな。時の流れが違うから。それよりも、疲れるからあまり使いたくないが、、、


「【バックフロータイム】おはようございます」


俺がそういうと、首がみるみる内に元通りになっていき、完璧に修復される。


 「あぁ、おはよう。非常識野郎」


男の獣人は起きてそうつぶやき、俺の首に手をかける。


「あなたはなるべく殺したくなかった。しかし、疫病神が付いているのだから、殺すしかないだろう。次は、お前が眠る番だ。処刑は今すぐはできないが、楽しみにしてろ」


そう言って、腕の力が強くなる。これは、眠った方がいいのかな?おそらく俺をしめおとそうとしているのだろうが、俺は血液が通っていないからな。気絶する原因は血液の停滞による脳の酸素不足だ。つまり、血の通っていない俺は気絶しない。が、俺は目立ちたがり屋なんでな。大人しく気絶したふりをしてやる。


「やっと落ちたか。てこずらせやがって。ただ、おかしいな。おちるのが遅すぎる。この体格だ。簡単におとせるはずだが・・・もしかして、、、いや、物理的におかしいだろう。あぁ。おかしい」


そう言って、俺を担いで歩き出した。


そして、数分されるがままに担がれていると、いきなり投げ捨てられた。恐らく、牢にでも入れられたのだろう。そして、去っていく足音を聞くと、俺は目を開ける。


 「あぁ、地味にきつかった。野郎に体触られるなんて、、、おぅ思い出しただけでも鳥肌が立つ。それよりも、あんなの死んでもおかしくないぞ。しめおとすとかそういう話じゃなくてさぁ。普通に死ねる」


俺は周りを見渡してみる。見渡す限り、石、石、石、正面のみ鉄。普通の牢獄だな。


「脱獄は、余裕だけどそれじゃぁ計画を実行できないからなぁ。死はすでに2回経験したが、死ぬのを待つこの感覚も、面白いな」


なんていうか、その、、、あれ?言葉が出てこないが、まぁいい。それよりも、


「暇だなぁ」


が、ここを脱出しても特にやることは無いからな。大人しくここで待機だ。まぁ、大人しくは、少々語弊があるがな。


「めんどくせぇ。【エリアバックフロータイム】」


さぁて、魔力切れだ。

──そして俺は、気絶した。


余談ですが、最近、麻雀にハマりました。まだ全然初心者ですが。ただ、どうしても強い役を狙いたくて降りれないんですよ。初心者の宿命ですね。役満、四暗刻聴牌したけどロンされて最終的にラスりました。悲しい。でも、アガれると楽しいんですよねぇ。

──掃除機…いや、何でもないです。 (掃除機の意味、分かる人にはわかるかも) 無駄な話でしたね。すみません。麻雀わからない人も申し訳ないです。

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