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閑話 世界の意思の一瞬
フッ、熱が、また上がってきたんだけど。なんで!?
神界のどこかで、世界の意思は悩んでいた。
『あー、悩む。非常に悩ましい・・・』
世界の意思は、複数人が作業している中で考え込んでいた。
「ちょっと!私たちが仕事してるってのに、あんたは何をやってんの!手伝いなさいよ!」
そんな世界の意思を怒鳴りつける女性が一人、
『うるせぇよ。しばらく黙っとけ』
「キー―!」
そんな女を黙らせ、再び身を縮めて考え込む。
「ケン君、少し暗い話を聞いてあげてもいいんじゃないかな?」
と、今度は別の女性が世界の意思に声をかける。
『そっかぁ、確かにそうだよなぁ。ほら、話してみろ。特別に聞いてやる』
「キー―!嫌な奴!」
『うるせぇ、さっさと言え。処すぞ』
きつい言葉を吐きながらも、その顔は笑っていた。そして、小さくつぶやく。
『帰ってみようかなぁ』




