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武井俊哉 2《鼠》
世の中の「愚民ども」。
お前達のようなネズミを殺す事に、私は罪悪感を全く感じない!!
むしろ私の活力となり生き続ける方が幸せなのだ・・・
我の名前は「もんすたぁ」
夜道を男は逃げる。私から逃げ惑う。私に刃向かっては来ない。
窮鼠、猫を噛む事はない。それは常に逃げ道を残しているからだ。逃げ道がある間は鼠は逃げ道を目指す。逃げ道がなくなった時、私に刃向かってくる。しかし、その前に私は鼠を退治する。
今日の獲物は40代の長身の男。
もうすでに、息も上がって足腰もふらついていた。私は早歩きで充分ついて行く事ができる。
俊哉は物足りなさを感じながら、手際よく手術用ゴム手袋を装着し、男の背中にサバイバルナイフを突き刺した。
男は蛙を踏みつぶした時のような声で「ゲェェェ」と鳴いた。




