ニール4 再会
16話 ニール4 再会
「えっ、ルル? ルルレット・アポ」
「ウソッ、ロラン・ウニカ?!」
「ん、ナニ? どうしたのおねえちゃん」
宿の窓から顔を出したのは村のウチの
隣のルルレットとアニタの姉妹。
なんで、こんな辺境の町に?
「あ、ロラン! ロランだよね、おねえちゃん」
翌朝、宿の食事所で。
「なんで、村に戻らなかったのよロラン!」
「アニタ、心配した」
「わ、悪かった。黙って村を出たのは、あやまる。だがそれは……」
美人像のせいとは言えない。
「誰だ? あのうるさい小娘は。夕べから、あの調子だ。ロランは頭下げてばかりだ」
「おまえ、会ってなかっか。ロランの村で」
「知らない。あたしはあんたを追ってただけだった。うん……ここの目玉焼きとパンは美味い」
「ロランの幼なじみってヤツらしい。だよなミシェール」
「知らない」
「アニタはともかく。踊り子のルルがなぜオレを捜しに?」
「ダンサーよ。あれから店がつぶれて、お払い箱よ」
「けっこうハヤってたじゃないか、あの店」
「大道芸人に払いが悪くて。彼らがやめてしまったの。個人的に商売した方が実入りがいいって。店がケチったのね。もともとたいして美味しい店じゃなかったからダンスショーだけじゃ客が入らなくなって店じまい。そんな頃、あんたが帰らないから捜しに出るってアニタが言い出すから一緒に」
「アニタ、ロランと貯めたお金で村出た」
「アニタの金なんかじゃそんなにもたなかったろ」
「あたしにも貯えがあったわ。ソレに宝探しもしたの。あたしも『盗っ人』の仲間入りよ」
「え、嫌がってた『宝探師』の仕事したのか」
「ロランの教えで、銀いっぱい見つけた」
「ある遺跡で銀食器の箱を見つけてイイお金になったわ。古道具屋の娘から、あんたが街道に行ったと聞いてたから、いろいろ訪ね歩いたら、この町に」
町の東側
「あれ、なんか人数増えたな。ガキがいるじゃねえか。大丈夫なのか?」
「アニタ、一人前の『宝探師』」
「おまえがか」
「オレの相棒だ、心配いらない。何かあったらオレが守る」
「まあ、俺の足手まといになんなきゃイイ。そっちのカワイイのは、あんたの愛人か? 若いのにやるなぁあやかりたいぜ」
「誰が愛人よ、じゃ本命は、誰よ」
「意外とじゃじゃ馬だな。本命か。ん……とノッポのボロ姐ちゃんは、槍のあんたの女だろ、そっちの白いのだ」
「このバカは、俺の女じゃねー」
「そうだ。こいつは殺す相手だ。ロランの女は白いのだ」
「え、この女、ロランのなんなの、まさか嫁?」
「ナニ、みんな言ってんだミシェールはオレの嫁でもなんでもない、行くぞダンジョンに」
「ミシェールは俺の嫁だ」
「違う」
つづく




