彦根再訪
和香は、敦賀から北陸本線のL特急「加越6号」に乗り、彦根へ向かった。
「孝信さんは、確かこの辺りかな。」
「すみません、この人来ていませんでしたか?。」
和香は、助役の人に聞き込みをした。
「さぁね、この人見かねないね。」
和香は、タクシー乗り場へ行って見た。
「あっ、この人なら知ってるよ。」
「えっ、本当なんですか。」
「ああ、昼間ここに乗っていたんだ、彦根を見物するとかって言ってたけど。」
「そうですか、どうもありがとうございました。」
和香は孝信がタクシーに乗っていたことを確認した。
「彼はタクシーに乗って彦根城へ行ってたのね。」
和香はタクシーに乗り、彦根城へやって来た。
「すいません、この人知りませんか。」
「ああ、先週来ていましたよ。」
「そうですか。」
次の日、和香はは東京へ戻り警視庁・捜査一課の六郷班へやって来た。
「すいません、亀山刑事はいますでしょうか。」
「はい、何でしょうか。」
「実は、捜索してほしい人がいるんだけどお願いできますか。」
「どういう人?。」
「安曇野孝信です。」
「わかった、こっちも調べて見よう。」
「それと、亀山さんは何か事件を追ってるのよね、どんな事件。」
「俺は今、有楽町で拳銃強盗射殺事件の容疑者を追っていてね、この人だけど。」
「なるほど、じゃあ昨日起きた若狭の事件に関係しているのかな。」
「ああ、それも調べて見ようと思ってな。」
「関係しているの?。」
「ああ、恐らくな、それで私と橋本と一緒に捜査しているんだ。」
「じゃあ、その拳銃は敦賀から密輸してきたのかな。」
「ああ、それについては福井県警に任せてあるからな。」
「そうか、じゃあお願いね。」
そう言って、和香は捜査一課を後にした。
「あの女探偵も熱心だな。」
「うん、あの彼女もすごい推理があるよ。」
「結構、有名なのか。」
亀山と橋本は、和香の情報のもとに捜索を開始した。
「とにかく、この事件調べて見よう。」
「ああ。」
と、亀山と橋本は強盗事件の捜査と安曇野の捜索した。