表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/28

20話 パパさんのカラフルな謎





パパさんが起きてきたのはみんな学校行っちゃった後。


「おはよう……」


って今にも死にそうな声で起きてきた。

しかもパジャマのまま。


「朝ご飯は」


リビングのソファに座ってお茶飲んでたママはパパさんに聞いた。


「いらない……。ちょっとシャワー浴びるよ」


パパさんはそういうと脱衣所に入って行った。


「会社行くの」


「うん。昼から行くよ」


ってパパさん会社行くんだ……。

死んじゃわないかな……。

大丈夫なのかな……。


ママは無言でテレビ見てた。


パパさんのシャワーの音が聞こえてきた。


するとママはケータイを持って自分の部屋に。


ママ、電話かな。


ホーは私の傍に来た。


たぶんそうね。

彼氏と連絡の時間だし……。


私とホーは示し合わせたようにママの部屋の入口まで行く。


「私。うん。昨日さ、あれから大変だったのよ。うん。ダンナ」


昨日の報告ね。

何があったのか私も知りたいわ……。


私とホーはママの電話の会話に聴き耳を立てた。


「夜中にさ……。迎えに来てって言われて、国道を歩いてるって言うのよ。うん。でもどこまで行ってもいないしさ……。電話してみたらさ、全然国道と違うところにいるのよ。しかも今、どこかわからないとかいうから」


なになに。

どうなってるのよ……。

パパさんどこ行ってたのよ……。


「それで、ケータイのGPSで調べさせたらさ、ほら、前に行ったお店あるでしょ。北の方の。うん。そこ。そのあたりにいるっていうのよ」


どこだろう。

北の方って……。


「おかしいと思わない……。国道からは離れてるし。電話してそんなに経ってないし。電話してからすぐに北にあるいてもあんな所までいけるかどうか……」


うーん。

良くわかんないけど、パパさんが怪しいってことを彼氏に伝えてるのね……。

確かに怪しいわね……。


「しかも、何故か民家みたいなところに座ってたのよね……。怪しいわよね……」


ママはそう言うと笑ってた。


「あ、ごめん。シャワー終わりそうだからまたかけるわ。今日は仕事、昼から行くって言ってるけど、もしかしたら行かないかもしれないから約束は出来ないけど……。うん。またあとで」


ママはそう言うと電話を切った。


どういう事なのかな……。


ホーには理解できなかったみたい。


どうもパパさんが変な場所にいたみたいね。

ママが迎えに行った時。

駅から歩いているのなら絶対に行かない場所だったみたいよ。


ふぅん。

パパさん怪しいってことかな……。


そうね……。

百パーセント怪しいわね。


そんな場所に女でもいるのかしらね……。


私とホーはリビングに戻った。


パパさんがさっきより少しすっきりした顔で着替えて出てきた。


ママはそのパパさんに、


「あれ……本当に仕事行くの」


そう言ってた。


パパさんはつめたいお茶を一気飲みして、


「どうしても今日は外せないんだ。だから昼に出社するよ」


そう言って階段を上がって行った。


大変ね……。

パパさんも。


ソファに座ったママはそれを聞いて彼氏にメッセージを送ってた。


私とホーはそのママの足元でご飯の催促をした。


「あ、あなたたちのご飯まだだったわね……。ごめんね」


ママはそう言って立ち上がった。


いつものようにご飯の準備をしてくれている。

それをみながら私とホーは尻尾を思い切り振ってた。


パパさんが怪しくても、ママは凹まないのね。


そうね。

逆に喜んでるのかもよ。


えーどうして……。


だってパパさんが浮気してくれている方が、なんて言うのかな……罪悪感……かな、減るんじゃないかな。


あー、ザイアクカンね。


多分ホーはわかってないな……。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ