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神霊の説明

  ※フィクションなので事実無根です。「そんじょそこらの使わしめ」を書いている時に考えた設定を加筆修正しました。なので、ちょっと違うかもしれません。


 天地を支配する不思議な力を有する摩訶不思議な者。

 あくまでも"者"であり、食欲、性欲、所有欲、名誉欲をもち、人類との約束を守るが、人類の自然や社会の秩序を乱す行為や不潔、血、死などのけがれを嫌悪する。

 きわめて人間的な性格をもっている。

 神霊がなる容姿には矛盾する事柄が多く、人型だからといってその神の姿がそれだけでは無い。

 人型の他に神社の御神体を依り代としての鏡、剣、幣、玉、石がある。

 神霊は基本的に人間の感性に知覚されない存在であるが、人間、自然物、動物、植物に宿ることによってその力を発揮する。

 神は空気のようなもので、自己を無限に分割するとともに、消滅、変身、飛翔が自由なことによっている。



 ◆神々の神話


 地球という星ができしばらく経ち、明確な森羅万象ができ始め、かつて"神"なる者だけがいる時代がありました。

 彼らは地球の外から、または地表から星に起きる出来事を見守り、たまに壊し平和に過ごしていました。

 完全な人類が降臨すると彼らは人類の進化を見張らなくてはなりませんでした。

 人類は文明を作りはじめ、クニを立ち上げ戦争を始めました。これでは神々は自由気ままに過ごせません。

 彼らは自らの分身を地域に派遣しルールを定め、人々を監視しました。

 神が作り出した分身はある程度の自我を有し、人々から崇められました。


 ◆多くの神霊の"本体"は宇宙にいる


 ◎宇宙由来の神霊

 本体は宇宙。宇宙生命体とも言えるが、人類から古来から神と崇められている。

 絶対神になるほどに膨れた神霊もいれば、小さい者もいる。

 分身である"分霊" を派遣し、地球人を監視する。 自我があり、基本的に人間的な感情や思考とはズレている。


 ◎地球由来の神霊

 地球の神の分霊、分身。

 本作「開闢のミーディアム」では地球の神は女性的な要素を持つ存在である。数多の魂から"月の子"に選ばれ、生命体に生という夢や陶酔─苦しみを見せるともいう。

 全てを忘れさせ、再び輪廻へと導く。月の子の作った世界──月の都、月の世界にいるともされる。

 分霊には女神が多く、分身といえども皆、容姿や性格は様々である。属性も様々。

 自我があり、感情や考えは人に近く、人間の姿を借りている者も多い。

 宇宙の星々が分霊を送り込み生命体を監視しているのと同じく、神霊たちは地球外生命体達や生命たちを見ている。


 ◎最高神

 その場に坐す神々の中で頂点に立つ神霊の事。最高神のテリトリーがそれぞれに存在する。

 言わば神々の縄張りのようなもの。

 最高神(町の場合は山の女神)は自らのテリトリー(神域)のルール(森羅万象)を定められる権限がある。

 そのため支離滅裂なルールを設ければ、阿鼻叫喚のカオスが誕生する。それを阻止するのが周りの神々の役目である。

 最高神の精神状態が危うくなり─穢れに傾き始めると霊力が弱まる。

 消失した場合、次期最高神が選ばれ交代する。


 ◎神使(使わしめ)

 神に仕える種族。

 霊験あらたかで勧請された土地を守護する。

 神さまがその土地から撤退すると神使も共に去るが、たまに通達が遅れる。

 霊力がものすごく強いがケガレに弱い。

 神使は人界というより地球の生命体に擬態している。多くは動物。地球生命体の持つ感情なども取得(?)している。

 上位の存在と人間の思考回路を分かりつつ、というバランスの良い生命体。


 備考

「開闢のミーディアム」 では神霊もはるか昔は人類と同じ生命体だった。

 神霊として地球に流れ着いた宇宙生命体(他の星では人類だった)や前人類の者が、神様として君臨している。

 人から逸脱して人類とはまた異なる思考回路になっているにしても、どこかヒトらしい醜悪さや偽善的な部分があるのかもしれない。





【越久夜町の神々】


 ・山の女神

 単に山神という意味もあるが、越久夜町においては森羅万象を支配し管理する者・最高神を指す。全世界的に─最高神に選ばれた神霊は○○の女神と呼ばれる、しかし選ばれるにあたってその者が前代と異なる属性であっても、例えば月神であったり太陽神であったりしても就任に関係はない。

 ただ女性の特徴を多く持つ者が地球の神に受け入れられやすいとされる。

 


 ・有屋 鳥子(とりね)


 性別 女性

 血液型 A型

 外見年齢 41歳

 身長 171.1cm

 好きなもの 薄荷キャンディー 炭酸飲料 薄荷の香り


 真名は天鳥船(あまのとりふね)。または鳥之石楠船神とりのいわくすふねのかみ

 船を神格化した神霊と言われ、「開闢のミーディアム」では、彼女は太陽神を運ぶ役割を担う宿命を持っている。太陽神は船で天界を渡る存在とされており、船は人界を航海すると言われている。

 越久夜町を支配する一柱であり、セミロングの髪型をした、冷ややかな表情(自身は優しい顔をしているつもりらしい)の─年齢不詳な女性の姿で人界に潜んでいる。薄荷のような清涼感のある香水を好むが。

 町役場で天道 春木の秘書として実際に働いている。

 彼女は護法童子であるネーハの使役者であり、人間としては魔法使いでもある。

 山の女神─春木の右腕としてあるためにクールな性格で取り繕ってはいるが、本来は愚直で容量は良くない。女神のためなら多少の犠牲や損失は仕方がないと思うほどに盲目的になっている。

 女神を悩ませる悪神─天津甕星(あまつみかぼし)やライバル視している倭文神は嫌い。


 ・前代の最高神

 夜の神。星神だったが月を動かしていた。

 太古の昔、言語化される以前の神であり、存在の意味は「明けの明星」であった。現在は忘れられているため知る人はいない神霊である。

 人間の姿を模している時は中世の歩き巫女の格好。三十代くらいの女性で優しげな表情をしている。

 柔和で平和を好む性格で、嫌われ者だった天津甕星に手を差し伸べる。

 月世弥にそっくりな外見をしていた。

 星(金星)の神であったが月神に変化してからは、不死、霊魂の永生と転生を司り、救済を体現する為にいた。天津甕星を信じて満月、新月、暗月と己を三体に分裂させ自らの輪廻に身を任せた。

 霊験は強いが体が弱かったため、創造神である"月の子"の衛星眷属であった顧兎(こと)が世話をしていた。

 長らく"山の女神"を務めていたが、愛憎を募らせた天津甕星に喰われてしまう。


 ・稲荷神

 分霊として越久夜町に勧請された神社の神のパワー源である参拝者の信仰心が途絶えてしまい、消失してしまった。

 稲荷信仰や稲荷神の概念自体は町にはある。


 ・倭文神(しとりかみ)


 神名 建葉槌命、天羽雷命、天羽雷雄命、天破豆知命、止与波豆知命、栲幡千々姫命、天棚機姫命など


 越久夜町を支配する神々の一柱、倭文神。

 表向きは建葉槌命。不特定多数の別名があてられており形容し難い。真に織り女を司る神霊であり、決まった神名はない。"タナバタ"と関連があるらしい。

 大昔の、織女の装束を着た十歳ぐらいの純朴な乙女の姿をしている。

 カモフラージュのための姿である"寡黙"の時のような仏頂面ではなく、控えめであるが喜怒哀楽もある。

 山の女神・春木の付き人のような立ち位置であり、長命で同じく神霊である有屋 鳥子とは同期。

 神威ある偉大な星(天津甕星)が来る前から居たとされる。

 "特徴"は修復。能力で自らが"歪み"と認識した対象(地球上のあらゆるもの)を改修し、原物から新たな物へ書き換えられる。

 そのチート技で山の女神(春木)と共に神威ある偉大な星を倒した。

 縄文時代より以前から居たため、オクヤマの土地の歴史にとても詳しい。不思議と様々な真実を知っている。

 不気味で掴みどころのない人物として町の神霊たちからは腫れ物扱いされているようだ。

 人類を下等生物と見なして、蔑視している。それは主人格または支配格のアトラック・シンシア・チー・ヌーの影響を受けているとみられる。「アトラック・シンシア・チー・ヌー」とはまったくの別人格であり、別の存在でもある。二人の役作りこそが寡黙であり、倭文神でもチー・ヌーでもある。

 多重人格とすれば、そうなるかもしれないがチー・ヌーの遊びに変わりはない。倭文神は別人格といえどもチー・ヌーに絶対服従なのだ。

 春木に天津甕星の残骸である可能性がある童子式神を監視しろと命じられ、何百年とスパイ活動をしている内に童子式神に歪んだ感情を抱き始め、自らの存在意義として執着してしまっている。

 倭文神は「自らが"歪み"と認識した対象(地球上のあらゆるもの)を修復し、原物から新たな物へ書き換えられる」という時空へ干渉できる能力故にパラレルワールドを往来している─チー・ヌーの干渉者の能力に加え付与している。

 彼女は物言わぬ忍耐力のある性格を演じている─ように見え、本来の人格や思想、チー・ヌーに乗っ取られた状況に対する真意さえ分からない。口を固く閉じ、何も言わない。

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