開闢のミーディアムの世界観(?)歴史?
令和よりはるか未来。
東京が全体的に電子化した世界。仮想現実が主流になり、都心の人々は現実世界を捨ててしまう。
ある程度地方もハイテクノロジー化していたが、反対派の動きもありなかなか電子化が進んでいなかった。
ある日世界規模の未曾有の災害などがあり、東京は打撃を受け、廃墟化してしまう。
ハイテクノロジーは医療や教育分野・生活にも深く浸透しているため人々はそれを失い、過去の文化財や書物もデジタル化してしまったために過去も知れなくなってしまう。
そして神霊や迷信を否定し、化学に全振りしたために日本国由来の文明も滅びかける。
神々が弱っているのもそのため。
文明崩壊から約百五十年経過。一旦滅んだ文明がかろうじて田舎に残っていた平成時代の技術に寄りにそこまで遡るか、そのまま滅ぶ地域が出てくる。特に酷かったのは関東平野周辺。引きずられて全電子化が進んだために、文明は滅びた。
だが秩父地方(の奥山)は地形など元々電子化が難しかったため、辛うじて平成初期の文明が生き残った(?)。人々は自分達の町や市に閉じこもり、グローバルな世界は終焉を迎えた。
だが辰美は東京から引っ越してきた設定。ただリネンは廃墟化した東京に好き好んで(隠れて)住んでいたため、別時空からはやってきていない。
以下の三町が合併していた市(今は御厨底町)にあった送電ケーブルが火災になり、都心で大規模な停電が発生した。そのため電脳空間や主力機が破損した。
加えて人工的な電磁波攻撃によりさらに壊滅した。
なぜ秩父地方に主力の一つである送電ケーブルがあったのかは、元あった地域(埼玉四区)が地球温暖化により、荒川が増水しやすくなり水害が増えたため。
水害などが少ない場所に移動させたそうだ。
なぜ人工的な電磁波攻撃が起きたかまでは本作では説明しないつもり。
辰美が居たのは2016年(という事になっている。)