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番外編


 今日は何やらスーパーでお一人様一点限りのセールをやってるらしく珍しく山口にお願いされたので放課後一緒にスーパーまで行く事にした。

 

 ショッピングモールとは違いそこそこ距離があるためバスを経由して向かう。


 「すごいよねスマホでタッチすれば勝手にポイントが引かれて」


 「そ、そうですね」


 夕暮れ時、俺と山口はバス停前でバスが来るのを待っている。


 なんだか山口は落ち着かない様子だった。


 まぁ出会って早々に居候されてほぼ面識のない人間と同じ屋根の下でいきなり暮らすなんて展開普通じゃありえないもんな。


 そう考えるとモブを名乗っていいのか微妙ではあるがモブも画面に登場しなきゃモブでいられない。


 ここの線引きがまた難しい。


 「どした?なんかソワソワしてるけど?」


 「いえ……卵が売り切れないか心配で」


 ふ〜ん、そっか、今日は卵が特売だったのか。


 俺は何を買うとか興味なかったし適当についてきただけだったけど。


 「山口は意外と家計的なんだな?」


 「そ、そうでもないんですけど……誰かさんのせいで雑費やら食費やらが二人分になってポイント足りないんですよね……」

 

 なるほど原因は俺にあると。


 「よし、荷物持ちもやるよ山口は品物を厳選してくれればいいから……あと支払い」


 「は、はい……助かります……はぁ」


 あ、すごいナチュラルにため息された。


 そんなこんなでバスが来た。


 先に山口が乗り俺も後に続く。


 ビー!


 「お客さん、ポイント足りませんよ」


 ま、足りないと言うかないんですけどね。

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