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透明の「扉」を開けて  作者: 美黎
7の扉 グロッシュラー
122/1942

新しい世界


実は、物凄く、驚いた事がある。


あまりに驚いて、騒いでいた私はとうとう気焔に口を塞がれてしまった。

大きな手で口を塞がれちょっとドキッとしたけれど、それ以上にドキドキする事が周りで起こっていたから正直それどころじゃなかった。


いや、起こっていたというのは正しくない。


だってそれは、この世界の日常の光景、現実なのだから。





「ヤバい、何これ!」


気焔にフワリと抱えられ、ベイルートを肩に、朝を腕に抱いた私はさぞかし煩かっただろう。


ずっと「ヤバい」と「なにこれ」しか言っていない私の口が塞がれるのは、割とすぐだった。



人に見られない様、いつもより高く飛んでいる気焔から見る景色。


それがね、聞いて。周りは、全部、雲。

空なの、多分。

で、多分グロッシュラーは大きな島。




しかも、空に、浮いてる!!!!!




信じられなくて、何度も周りをぐるりと見たけれど、雲以外は何も、見えない。

太陽があるのか、明るいけれど、濃い雲で遮られたぼんやりと明るい曇りの午前、という様子。


何となくぼんやりしてるな、とずっと感じていたけれど、どうやらこの雲の所為らしいな?



高く上がりすぎると危険だからと、全体は確認出来なかったが多分グロッシュラーは舟形の岩でできた様な島だ。

見える範囲で急に途切れる地面は岩肌が見えているような感じだし、全体に灰色な地面に草木は無い。

また緑の無い生活か…………。


そう思ってちょっとガックリきたのだけど、なんといっても空中都市だ。俄然、そっちの方が気になる。

いやいや、待って?

油断禁物。もしかしたら、物凄く高い山にある霧に囲まれた天空都市かもよ?

でもそれもいいな…………!


どっちにしたって、楽しい事に変わりはない。



遠くに見える地面の切れ目は本当にそこで終わっているのか、確かめたいけどこの様子では却下されるだろう。

「ムームー」言いながらあちこち見ている私を、やや迷惑そうな顔でチラリと見る気焔。


だって仕方なく無い?

もしかしたら浮いてるんだよ?……島が。



向こうに着いて、外出できる様になったら確かめに行こう。そう決めて、島の切れ目を確かめるのは一旦諦める。他も、しっかり観察しなくてはいけないからだ。


しかしグロッシュラーは、昨日感じた通りあまり見る物が無かった。

平坦な灰色の土地に、用水路がくねくねと流れ、あとは幾つか建物があるだけ。

別に、山や大きな川、谷や湖、池や森などがある訳では無い。寧ろ、自然を感じられるものが殆ど、無い。


ただ、点々と存在するそれぞれの建物は、中々面白い。

とても可愛らしいカラフルな建物が、旧い神殿とそう離れていない場所に一つ。

あのアーチ橋を越えて少し、大きな濃い灰色の建物が一つ。

それを越えると御屋敷なのか古いドイツのお城の様な、豪華な石造りの建物が一つ。

でも、地上に見える建物はその四つだけ。

あとは幾つか川に橋が掛かっているのが見える。今、私から見える人工物らしき物はそれだけだ。

本当に、何も無いな?



それらを越えて飛んでいると、前方に大きな神殿が現れた。

遠くから見ても、大きい事が判るのは巨大な白い柱の所為だと思う。

あの、私達が出てきた建物だ。

見覚えのあるシルエットにまたモゴモゴ言っていたら気焔が手を外してくれた。

もう、大分落ち着いては、いたから。



「あれだよね?」

「そうだ。移動部屋の窓から入る。静かにしていろよ?」

「はぁぃ。」



夜の光でもくっきりと浮かび上がっていた、大きな二本の柱。その白い柱の大きさに改めて驚きながらも建物自体もかなり大きな事に気が付く。

ゆっくり見たかったけど流石にここでのんびり飛ぶわけにもいかない。

その神殿に付随する様に繋がっている大きな建物の横に回り、三階の窓のうちの一つに、迷わず入る気焔。

勿論、窓は閉まっていて「ぶつかる!」と目を瞑った私は次の瞬間、部屋の中にきちんと到着している事に驚いた。


なんで?壁とか越えられるのは気焔一人の時だけでしょう?


自分の手足を見たり、キョロキョロしている私を見て、気焔は懐から何かを取り出す仕草をしている。

私が質問の口を開こうとすると、彼が徐ろに胸元から取り出したのは、私がピエロから作った山百合だった。

でも、始めよりもとても小さくなっているけれど。


「これはまじない石の代わりになる。ウイントフークにも取られただろう?」

「…………そうかも。」

「強い石があれば大概の事は可能だ。」


少し、ニヤリとする気焔。

なんだかこの辺、ウイントフークさんに似てきてないかな?あんまり悪い影響?与えないように言っとかないと。うん。



気焔は小さくなった可愛い山百合をまた懐にしまうと、荷物から青いローブを取り出してサッと羽織った。


「え?」


私に被せるのかと思って、てっきり構えて拍子抜けした、私。


「気焔…?」

「ああ、これから案内役になる。そろそろ迎えが来る。吾輩はお前を案内してここに連れて来た、役。あまり喋るな?」

「うん、………分かった。」


えーと。

じゃあとりあえず他人設定ね…。いや、そもそも他人だけど…ってか人でも無いけど。

気焔が何処かに案内してくれるって事だよね?

うん、なら大丈夫だよね…。

あれ?猫と、虫…まぁ、ベイルートさんはバレないかもだけど。大丈夫だよね?何も聞いてないけど…。

チラリと様子を伺う。


気焔は私の荷物を持ち易いよう、まとめ直していて朝は部屋を調べている。

ベイルートは、パッと見、見当たらない。



「あ。」


あった。あれだ。

見つけちゃった…。


昨日は暗くて全く気が付かなかったが、やはり扉の横にピエロは居た。

何故直ぐに気が付かなかったのか。多分それはここのピエロの衣装の所為だろう。


シャットのピエロは毒毒しい、ある意味あの橙の工業地帯に相応しい、色合いだった。

ラピスのピエロはそこから黄色味を抜いた、青寄りの多色。

そしてグロッシュラーのピエロはやっぱり、灰色のピエロだ。


灰、青、紺、銀。

そう、ここのピエロは銀が入ってちょっと、豪華。少し暗めの灰色と青系でバランスが取れて中々いい感じだ。

これも、喋るかな?



ワクワクしながら近づこうとすると、隣の扉が甲高い音を立てて開く。


ヤバっ。


何故か、ヤバいと思ってパッと奥に戻り、澄ました顔で荷物の隣に立つ。横には気焔。足元には、朝。キラリと小さな玉虫色は、部屋の外へ飛んで行くのが見えた。




「お待たせしました。一名ですね?」

「はい。彼女はフェアバンクスから。銀です。」

「初めまして。ヨルと言います。」



入って来たのは背の高い、銀色のローブの人だ。

口調は柔らかいが、神経質そうな見た目。

髪は多分、薄グレーで(フードなのでよく見えない)茶の瞳。フェアバンクスより少し、年若い様に見えるがなんだか威厳がある。

冷たそうな、眼鏡の所為かな?


それよりも私は気焔が丁寧に喋っている事がなんだかむず痒くて、ソワソワしていた。


朝、二人が話していた様に私が来る事は把握されているのだろう、その人は自己紹介をしながら私に持っていたローブを渡した。何故か、まじまじと見つめられ何かまずい事をしてしまったろうか、と不安になる。

この、服とか?もっと地味なのが良かったかな?

そう、私は今、ちょっと寒そうなローブ無しの姫様の服だ。


「空中都市、グロッシュラーへようこそ。この神殿がこれから貴方の生活の場です。私はネイアのまとめ役、ミストラスです。今日、明日は準備期間になりますから部屋を整えるように。まず、行きましょうか。」


渡されたローブを受け取り、雰囲気でとりあえず身に付ける。事前説明、ほぼ無しなのでこの真向かいのミストラスの雰囲気を読んで動くしか無い。

そのローブは気焔が紹介した様に銀のローブで、私のものには黄色のラインが生地の縁に入っている。ミストラスのローブには、無いものだ。



私の支度の様子を見てミストラスは扉に向かって歩き出す。「途中で説明する」と言っていたのでもうこの部屋を出るのだろう。

チラリと気焔を見てから、自分で荷物を持ち、後に続く。朝がついて来ていることを確認して、少し小走りで彼の後を追い掛けた。






えーと。

私って、何も知らないんだけど迂闊に質問しちゃ駄目なんだよね?


昨日は夜、通った廊下を進む。

廊下に窓は無いのでほぼ、昨日と同じ光景だ。気持ち、煌々とランプが燃えて夜よりは明るい気がするが気のせいかもしれない。


とりあえずミストラスが何やら色々説明しているので、それをきちんと頭の中に入れるのが先だろう。でもさっきから、知らない単語が出てくるので私の頭の中は、やや混乱していた。



「この館では三階にネイア、二階にセイアの銀、黄と茶、一階には赤と青が暮らしています。神殿を挟んで向かい側の建物に図書室や食堂、教室があります。基礎が始まる前でも、祈りには来れますからもし良ければ参加を。」


「食事は朝昼晩、鐘が鳴ったら食堂へ。あまり遅れると下げられますから気を付けて下さい。二日後の水の時間に説明会をします。それまでは部屋を整えてゆっくりしてもいいですし、行き先を伝えれば外出も出来ます。まあ、あまり見る所は有りませんけど。」


その言葉を聞いて、ついニヤリとしてしまう。


いやいや。充分ありますよ。

さっき、「空中都市」って言いましたよね?

うん、やっぱり…………!!ウフフッ!


いかんいかん、まだ駄目駄目…………。



私の部屋はそう遠くなく、二階に降りて真っ直ぐ長い廊下を進んだ、奥の部屋。廊下に窓は無いと思っていたが、突き当たりに窓があり、下に降りる階段がある。

その横の扉を案内された。

何故だかこの突き当たりから上に行く階段は無いのだが、下には降りられるらしい。まぁ、上はどうやらこの人達の部屋らしいので殆ど行く事は無いのだろう。

ん?気焔の部屋、何処だろう?



「じゃあ細かい事は、彼に。」


そう言って気焔をチラリと見ると、ミストラスは立ち去った。長い廊下を戻って行って、次に見た時にはもう、いなかった。その時は「歩くの早いな?」と思っていたのだが、この階段が上に繋がっていない秘密は後で知る事に、なる。



とりあえず偉いっぽい人がいなくなったので、大きく息を吐いて気焔が何処からか出した鍵を、受け取った。

装飾が綺麗な、重みのある鍵だ。光沢のある糸で作った、タッセルの様な飾りも付いている。

綺麗な白水色の房。少しピンクや緑、赤や青の糸も入っている。

なんだか見覚えのある、色合い…。でも、綺麗!


「フフ…………。」

「おい。」

「分かってる。」


鍵を見てかなりテンションが上がってきて、怪しい笑みを浮かべた私。

気焔はきっと騒ぎ出す事を心配しているんだろうけど、流石に部屋に入ってからにするよ!

そう、騒がないよ、とは言わないのだ。


改めて扉に向き合うと、鍵穴に鍵を挿す。

カチリと、想像通りの感触と音がしてニヤニヤが止まらない。

ちょっと隣からため息が聞こえてくるけど、もう無視していいよね?


そうしてカチリと取っ手を押すと、扉を開けた。




実は最初、押したら開かなくて「え?!」と焦っていたら気焔がまたため息を吐いて私の手ごと扉を引いて開けた。よく考えたら、部屋の内側に開く訳がないんだよね…。


気を取り直して、部屋に入る。



「ウフフ…………。」

「酷いわね。」

「ああ。」


ちょっと…。酷いのはどっちよ。


でも、気にしないもんね~!ヤバいヤバい、凄い、可愛い!!

入り口の扉がシンプルだったから、中もシンプルかと思ったけど可愛いな!何ここ?ミニキッチンがある!あ、窓あるじゃん!やった!

ん?また扉。ああ………え?もしかして、もしかしちゃう??



今いる部屋は小さなダイニングと言った程で、丸いテーブルと椅子が二脚、簡易キッチンと大きな窓。そして、扉が二つ、ある。

とりあえずキッチンの隣の扉を開ける。

多分、トイレかな?


扉を開けるとそこは、予想通り洗面室だ。

左にトイレ、右側が洗面台で奥にシャワー室がある。でもやっぱり、湯船は無い。

うん、これは後で作るとして。


もう一つの扉を開けに向かう。


「フフ…………。」


もう誰も突っ込まないので、そのまま怪し気に扉を開ける。


「何ここ!ヤバい!朝!見て見て!」


「何よ…………あら、いいわね?ここ、私の定位置にしようかしら?」

「え?駄目駄目。そこは私がのんびり本を読んだりする所にするの。」

「それは私の場所って事じゃないの。」

「………まぁ………そうかも。」


大体私達の寛ぐ場所は、一緒だ。確かに私はいない事もあるだろうし、朝の定位置になるかもしれないな?



その、扉を開けた奥の部屋は寝室だ。

しかし大きな出窓があり、ちょっとその出窓部分で寛げるくらい、大きい。

格子状の枠にガラスが嵌っていて、ダイニング部分は落ち着いた色合いだったのに対して寝室部分は白かった。そう、扉の世界に来て、初めてかもしれない。白い、部屋。

なんだか白だけど、暖かい感じがするな?どうしてだろう。


改めて部屋の中をチェックする。


出窓の隣には本棚の様な棚が両脇に設えてある。反対側にはベッドがあり、隣に机。入り口の正面に何か扉があるのは大きさからして、大きめのクローゼットではなかろうか。


「やっぱり。大きいね…。」


取手に手をかけ観音開きに開ける。するとやはりそこはクローゼットで中々の大きさ。ちゃんと服を掛けられるバーもあるし、畳んで置ける様な棚も少しある。

子供だったら絶対ここに隠れるな……。


パタンと扉を閉めて、気になるベッドを見る。

シングルベッドより少し、大きいサイズのそのベッドは天蓋ではないが上から白い布が下がっていて落ち着いて寝られそうな雰囲気になっている。

しかし、マットレスがあるだけで布団やシーツは無いようだ。

何処かで買えるのかな?でもお金なんて、持って来てないけど??


とりあえず荷物を下ろし、持っている分だけでも片付ける事にした。

足りない分は、聞いてみるしかない。気焔………は微妙だな?こんな時こそ、ベイルートさんじゃない?

何処行ったんだろう…………?



荷物を解いてまず服から掛けていく。

以前よりは増えたが、まあ大した数ではないのですぐに終わる。暗いクローゼットの中に綸子の光沢が揺れて、少し明るい雰囲気になる。

お気に入りコーナーは、と…………。

部屋を見回して、出窓の隣の棚に作る事にした。


机もいいけど、きっとこの出窓で寛ぐ気がするし。寛ぐ時に、見える場所に置きたいよね。


ドライハーブの瓶と、オイルの小瓶、ハーブティーの箱、セフィラの宝箱。

直射日光が当たらない様、確かめながら配置する。

でもずーっと曇ってるのかな?まぁ光が当たらないに越した事はないけど…。


出窓に座って眺められる様に、上段にお気に入りのキラキラ達を置いて、その下にお茶セットを並べる。ロランのカップとヨークのグラス、ポット、糞ブレンド…。

あ。種類増やしてくれてる。流石だな…。

カンカンヤカンはあっちのキッチンに置くとして…。

下の段にウイントフークの隠し箱を置いておく。



「なんで潰れないんだろうな?まぁ、潰れると困るんだけど…。」


スワッグを取り出して、壁に掛ける。

丁度ベッドの横の壁に、何かを掛ける為だろうか、飾り鋲があったのでいい感じにベッドコーナーが出来そうだ。

乾かす分を窓側に下げれば、大丈夫だろう。

でもな?陽が差さないと、乾燥しないかな…?でも、空気が湿っている感じはしない。この、灰色と同じイメージでどちらかと言えば乾燥しているだろう。

オイルを多めに買っておいて良かった。


ん?でもレナが化粧品の店があるって言ってたよね?それがウイントフークさんのお母さんだし…?オイルとかも作ってそうだよな…行きたいけど、レナに会ってからだよね?いつ頃会えるだろう………。



「依る。」


気焔に呼ばれて、振り向いた。

どうやら私はそこそこ長く、フリーズしていたらしい。

いつの間にか、気焔の肩にベイルートが乗っているのでさっきの質問をする。

何処か行ってたみたいだし、きっと何か調べて来てくれたのだろう。


「ベイルートさん。ここってお店とか、あるんですか?お布団とか…。あとなんだろう?部屋に必要なものが欲しいんですけど。」


私の肩に、くるりと飛んで留まったベイルートはやはり館内をぐるりと回ってきたようだった。


「必要な物品は支給らしいぞ?細かい物は自分で作れとウイントフークも言っていたが布団など必需品はあそこにある筈だ。今から行くか?」


「え?何処ですか?行きます行きます!」


自分の荷物は大体、片付けた。

その他の物を揃えて、部屋を作りたい。まだ全然疲れてないし、落ち着ける場所を作るのは最優先事項だ。

実は、他の所も見てみたいしね?



外から見た感じだと、この建物は神殿にくっついている大きな館、という感じだった。

寮…にしては豪華だし、お屋敷と言うには何かが足りない。

…………強いて言うなら…ホテルっぽい感じ?



「じゃ、行くか。」


軽~い感じのベイルートの誘いに乗って、ウキウキと向かう事にした。

うん、何処に行くのかは知らないけれど。


きっと楽しい所だよね?


「吾輩、ずっと付いて回るわけにはいかん。一旦、離れるぞ?」

「え?……仕方ないか…。」


ちょっと心配だけど、これからもきっと、ずっと一緒なわけじゃない。

少し、胸がキュッとする。


大丈夫。ベイルートさんもいるし。

朝にもついて来てもらおう。ん?結局、何も言われなかったから、猫大丈夫なんだよね?



気焔も朝を連れて行った方がいいと言うので、一人留守番してもらう事にして私達だけで、探検だ。

いや、違う違う、必要な物を貰いに行くのだ。

うん。


行くと決まれば、楽しみが大きい。


「じゃ、ちょっと行ってくるね!」



気焔に手を振り、私達は部屋を出た。






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