第六十ニ話「思い出」
ルヴィンジャパンの任務が終わった後のTERUを
描いています
どうぞ、ご覧下さい!
白川家屋敷、TERU自室
TERUは自分の部屋を掃除している。
潜伏先まで、持っていった荷物などを。
一つ一つ、元にあったところにかたづけていく。
もうほとんどかたづけていた。
TERUは終わると、ベットに横になった。
天井を見上げ、思った。
もう十年も、この屋敷にいるのだと。
思えば、色々あったなと。
初めて訓練をやり始めた時、池に落ちて泥まみれになったり、
無人島で一ヶ月何も持たずに生活しろという課題が出されて、
生活して、毒ヘビに噛まれて死にそうになったり、
山の中の訓練で、熊を倒そうとして、大けがを負ったり、
礼儀作法などの訓練で、身につけるまで1年かっかたりと大変な日々をおくった。
色々な経験をしてきた。この場所で。
おのれと向き合いながら生きてきた。
毎日の課題をやって生きていく。
そんな日々を繰り返していき、いつの間にか十年経っていた。
しかし、まだまだ任務になると簡単にはこなせない部分もある。
任務には予想外がつきもの。いくらTERUがHeaven's Breakerだからって、任務は生き物だ。
変化し、真新しいものを発見する。
訓練のようにパターン通りにはいかない。
しかし、攻撃パターンを覚えることで、相手の予想外の行動に対応でき、パターンを応用することで、相手を倒すことができる!
TERU(走るか、、。)
TERUはトレーニングウェアに着替え、走り出した。
TERUたちが住んでいる椿桜市は豊かな生活環境なため、運動しやすいように街も整備されている。
至るところに公園やジョギング・散歩コース、ジムが設置されている。
富裕層が多い街なため、健康を気遣う人が多い。
そのため、高齢な人でも元気な人が多い。
健康づくりの運動も盛んで、公園で体操やスポーツに打ち込む人が多い。
そのため、日本で幸福度ナンバー1な都市として認定され、人気な街である。
しかし、この街に住むにはなかなか厳しく、収入などの条件が多く、収入が低い人は住めない。
審査が厳しいため、住める人は限られている。
TERUは走り終わると、湯船につかり、部屋に帰って、テレビを見た。
ルヴィンジャパンの問題も解決に向かっているみたいだ。
おそらく、明美や田中たちがうごいているのだろう。
TERUはそう思いながら、眠りについた。
一一第六十二話完一一
一第六十三話に続く一
はいこんにちは!藤沢修介です!
ルヴィンジャパン編も終わり、次回からまた新たな任務が始まります!!
お楽しみに!




