第四十九話「調査開始。」
いよいよ、ルヴィンジャパンに入り込んだTERU。
果たして、彼はなにをしようとしているのか?
山田「こちらが中田さんのデスクですね。」
山田はTERUにデスクを案内した。場所で言うと、ちょうど後ろ側だ。全体を見渡すにはちょうどいい。しかも、部門長室も近い。
TERU「ありがとうございます。」
山田「では何かありましたら、遠慮なくおっしゃってください」
TERU「はい、わかりました。」
そうTERUが言うと、山田は自分のデスクに戻っていった。
TERU「さてと。」
TERUは自分のデスクのパソコンを起ち上げた。
TERUはここでは名目状、ルヴィンジャパンの人事異動や給与や待遇の調査、従業員の人間関係を調べることになっている。
だから、ここの従業員からはあまり喜ばしい状況ではない。
いつ自分が切られるのかと思っている従業員も少なくなくわない。
だから、TERUはあちこちから視線を感じている。
TERUはまず、ルヴィンジャパンにどのような人間がいるか一人一人調べている。
それを把握するのには3日かかる。何せ、このルヴィンジャパンには一万人の人間が働いているからだ。
部門だけでも数百部門ある。TERUは頭をかかえながらも、一人ずつ確認していった。
山田「中田さん。終業の時間です。残業するのでしたら、我が社の従業員データベースサイトに入力して、帰るときにまたサイトにアクセスして、終業時刻を入力してください。お願いします。」
中田「はい、わかりました。ありがとうございます。」
山田はそれを伝えたら、「では失礼します。」と言い、帰宅した。
今日はみな、帰宅したみたいで、残業しているのはTERUしかいない。
TERUは誰もいないことを確認し、防犯カメラをのっとり、自分が写らないように細工した。
TERUはもう一つ、自分専用のタブレットPCを取り出し、ルヴィンジャパン内で最近起きた事件を調べるために、ルヴィンジャパンの最重要機密のプレジデントサーバーにアクセスを試みた。
まず、金庫の型をしたサイトが出てきた。そこにIDとパスワードを入力する入力欄が真ん中にあった。
TERUはIDとパスワードを調べるため、解析アプリを使い調べた。
すると、IDとパスワードが現れ、それを入力するとアクセスできた。
しかし、今度はタカの画像がついたサイトが現れ、またもIDとパスワードを入力しないとならないので、また解析アプリでしらべ、解析結果を入力した。
それを五十回繰り返し、やっとアクセスできた。
二時間かかった。時計は21時をさしていた。
TERUはそこから色んなフォルダがあるので調べていった。
すると、
TERU「こ、これは!」
と思う記事を見つけた。
一一第四十九話完結一
一第五十話に続く一
はい、こんにちは!藤沢修介です!
さぁ、潜入調査開始です!ここからはドキドキの展開が続く!はずです(笑)
お楽しみに!




