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Heaven 's Breaker    作者: 藤沢修介
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第三話「コードネーム:HYDE」

古田電機の悪事が暴かれた、、



  その悪事に古田電機オフィスに暴徒が押し掛ける‼



     その事態収拾にある男が立ち向かう‼


       

       果たして、その男とはーーーーー

首都 --東京ーーーー



高層ビルが並ぶ摩天楼に東京ドーム五個分の容積を誇る敷地を有するオフィスがある。




そこには古田電機のオフィスがある。



そのオフィスの周りにはプラカードを持った人たちが囲っている。



人A「核エネルギー使用反対‼」



人B「なぜ黙っていた‼」



人C「事実を隠すな‼」




と、抗議のデモをする人たちで溢れていた。





ーー古田電機東棟オフィス最上階会議室ーーー



役員A「どういうことですか⁉これは‼社長、会長‼」




古田賢作社長「知らん‼すべては技術部門のものがやったことだ‼だよな親父‼」





古田京三郎会長「うぅぅむ、そ、そ、そんな報告はわしは聞いとらん、、。(どこからそんな情報が漏れたんだ⁉あの部屋はあれに守らせたのに。最強のHeaven`s Breakerと聞いたから、高い給料で雇ったのに。)」





役員B「大変です‼うちの株がどんどん暴落して、あぁ倒産だぁ、、」




部下A「暴動運動がオフィス下で発生しています。警備が突破され、いや突破されました‼」





社長「なにいっ‼」



部下B「火炎ビンが投げられてます‼下で火災発生です。」





役員C「もうダメだぁ、おしまいだぁ、、、」





会長(くっそ‼あいつはなにをやっておるのだ。重吾の奴は‼)




そう考え、会長は席を立った。




役員A「会長⁉どちらへ⁉」




会長「少し電話する。少ししたら戻る。」



と言い、会議室から出て行った。






ーーーとある研究室、一人の眼鏡をかけた男が何かを眺めていた。



すると彼のスマホに電話がかかってきて、それをとった。



男「どうしました?父さん?」



会長「どうなっている⁉なぜばれた‼あれをあの部屋に守らせていたのではないのか⁉重吾‼」




古田重吾技術部門長兼取締役「あぁ父さん。どうやら、敵も強力なHeaven`s Breakerを投入したらしいね」



といいニヤリと古田重吾は笑った。




会長「何がおかしい‼敵とはどこだ‼白川のか⁉」




古田重吾「そうだよ。白川にもHeaven`s Breakerがいるみたいだよ。それもかなり強力な。うちのやつもそいつに倒されちゃたけどね。」





会長「なんだと⁉絶対大丈夫だと言っていたではないか‼最強のHeaven`s Breakerだと‼誰も倒したことがないと‼かなりの高額の金を出しているのに‼わが国の国家予算並みには出しているのに‼何をやっている‼」





古田重吾「相手を見くびってたよ、父さん。けど大丈夫だよ、無事回復したし、すぐに事態を収めるよ。」




会長「本当だな‼次失敗したら、お前はこの会社から追放だ‼核エネルギーを使っているのを隠ぺいしたのも、わしの権限でやったのだから、もうかばえんぞ。」




古田重吾「大丈夫だよ父さん。任してよ。」




会長「では、頼むぞ。」




と電話がきれ、古田重吾は笑いながら言った。



古田重吾「核エネルギーを使うこと自体、父さんは賛成だったじゃないか。」




古田重吾「まあいい。改良を加えたこいつなら、どんな奴にも負けないさ。なあHYDE.」



古田重吾の隣に座ったフードを被った男がうなずく。



古田重吾「さあ、HYDE.下にいる哀れな奴らをせん滅して、この暴動を沈めてくれ。そうすれば報酬は山分けだ。いいな。」





フードの男が顔を挙げる。顔を挙げると顔に痛々しい鎧をつけたのが見える。




HYDE「了解」



古田重吾「やられたとき、死んだかと思ったが、わが技術部門が開発した生命維持装置を使ったおかげで、何とか命を取り留めたな。つぎは、、、ないぞ。」




HYDE「わかっております。」




そう言って、HYDEと呼ばれる男は部屋を出て行った。




古田重吾「ふっ」


と言って、古田重吾はパソコンから外の暴動の様子を眺めた。





古田電機東棟一階エントランスーー



暴徒A「最高責任者をだせーーーー」




暴徒B「隠蔽するなーーーー‼」




暴徒C「賠償しろーーーー」





エントランスのガラスも破られ、受付の女性は逃げたくても逃げられない状況である。




受付の女性(もう嫌だ‼早く逃げたい‼)



すると上の階に行く入り口のうち左側のドアが開き、フードを被った男【HYDE】が現れた。



受付の女性「えっ、失礼ですが、どちら様ですかあなた。役員のかたですか?」



するとHYDEは女を見ながら、睨んだ。



受付の女性「ひっ‼」



といい、恐怖を抱いて奥の部屋へと逃げて行った。



そしてHYDEは口元のパイプに点火し、暴徒たちがいる方向へ向かった。




暴徒A「なんだおめえ‼えぇぇ、、、」




暴徒B「なんだこいつ⁉」




するとHYDEの体全体から煙が出て瞬く間に暴徒を煙で囲った。




暴徒C「なんだこの煙は‼えっ⁉すり抜けられない‼壁か⁉」




暴徒D「やだ、すり抜けられない。周り全体つつみこまれているわ。」



暴徒達は煙に寄って囲まれ、けむりしか見えなくなった。




包み込まれたところで、HYDEはニヤリと笑い、どんどんと煙のドームを小さくしていった。





暴徒A「くっ、苦しい、、息ができない、、、」




暴徒B「酸素がう、薄くて、、、」




バタリと次々と暴徒たちが窒息死していった。





HYDE「ふっ、、。」



HYDEは笑った。



彼は煙の壁を解いていった。



すると暴徒全員みなバタバタと倒れて死んでいる光景が現れた。



すると彼は電話をかけた。



HYDE「片付きました。全員。」




かけた先は古田重吾だった。


古田重吾「よくやった。しばらくは待機だ。」




HYDE「了解しました。」



と答え、電話が途切れた。




古田重吾「ふっ、はははははは‼」



古田重吾「これでこの会社も安泰だ‼誰にもこの会社をつぶさせはせんよ‼私のものになるまではな‼」




そう言って、エントランスの死体を次々と地下室へと落としていった。




窓からその惨状を見ている鳥がいた。



よく見ると機械製の鳥でその惨状を録画していた。



白いバラに蝶の紋章がついている。



白川カンパニーの紋章である。




すると突然、その鳥は夜空の彼方へと飛んでいった。







ーHeaven 's Breaker 第三話完




                 第四話に続くーーーー









































どうも、藤沢修介です。


このたびはご覧になってくれてありがとうございます。



よみづらいところはあるかもしれませんが、皆さんに楽しんで読んでもらいたいので次回もぜひごらんになってください。よろしくお願いします‼

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