第四十三話「訓練再開」
訓練再開!
果たして、TERUは体のキレを取り戻せるのか!?
TERU「、、、。」
TERUは足の傷跡を見た。わずかに残っているが、2日前にギブスが外れて、すっかり歩けるところまで、回復した。
ハボックと戦ってから、二週間が経つた。
もう今日から訓練を再開してもよいということだ。
TERUは今まで訓練が出来ずイライラしていた。
早く訓練をして、鍛えて、ハボックを倒したいと思っていた。
今TERUが向かっているのは訓練室だ。
いろんな状況に備えて、訓練ができるルームだ。
今まで戦闘した相手のデータが入っており、打ち込めば、シュミレーションができる。優れた部屋である。
白川カンパニー技術部が開発したものだ。
早速TERUは訓練室に入室すると、制御ルームへと向かった。
すると、そこには田中と明美がいた。
田中「TERU!いよいよ訓練再開じゃな!体がなまっとるだろう。わしが稽古をつけるぞ!」
TERU「いい。自分でできる。ハボックのデータを出してくれ。」
田中「お、おう。」
明美「TERU。無茶しないで。いくら訓練再開していいからって、自分を追い込み過ぎたらだめよ。」
TERU「大丈夫だ。今日は軽くやる。」
明美「、、、そう。」
と言い、苦笑いをした。
田中がハボックのデータを入力すると、訓練室にハボックのホログラムが出た。
実際の戦闘を味わえるように人形をハボックに見たててやる。
そして、
田中「スタートじゃ、TERU。」
ハボック人形が動き出した。かなり速い動きだ。
さすが、最先端をいく白川カンパニー技術部。
本物のようだ。
TERU「くっ!」
TERUもこの速さにはついていけてない。
体がまだまだ、いつものレベルに戻ってない。
明美「まだまだ本調子には程遠いわね。まだ任務は当分先ね。」
田中「ええ。まぁ、、あとニ、三週間は様子見ましょう。お嬢様。」
明美「そうね、、、。無理してもあれだから、、。」
と言いながら、TERUの訓練の様子を眺める。
TERU「ふんっ!ふんっ!」
TERUは上手く、ハボック人形を避けている。
訓練を開始し始めた頃は避けるので、精一杯だったが、だんだん動きがみえるようになった。
そして、
TERU「んっ!」
ハボック人形の顔に上手く足で蹴りを入れた。
見事、ハボック人形は倒された。
TERU「まだまだ、これからだ。」
TERUは倒したハボック人形を見てつぶやいた。
一一第四十三話完一一
一第四十四話に続く一
はいッ!こんにちは藤沢修介です!
さて、訓練再開です!
TERU早く復活してくれ〜




