第三十七話「流れを変えろ」
第三十七話、Heaven's Breaker。
TERU、絶対絶命!
ガラシャのスピードに対抗できるのか!?
ガラシャ「俺のスピードには誰もついていけねぇよ!」
ガラシャは自分の目の前で、ひざまずくTERUを見て言った。
TERU「くっ、、!」
TERUは傷つけた膝を見ながらつぶやいた。
田中「何て早さだ!あれが奴の能力なのか?!」
中野「執事長。あれは恐らく本来のHeaven's Breakerとしての能力に加えて、何か加速装置みたいなもので、能力を強化しているみたいですね。」
田中「加速装置、?強化、?まさか!?覚醒剤かっ!?」
中野「恐らく、そのようなものを使用しているのではないかと。」
スタッフ「それは考えられるますね。ガラシャの目を見てみてください。瞳孔が小さくなったり、眼球が不規則に動いたりしてます。ローレンスの時と同じ症状が見られます。」
モニターにガラシャの目と、ローレンスの目が比較して映し出された。
中野「確かに、同じ症状が見られるな。他に似ていた症状はなかったか?」
スタッフ「はい。あとたまにせきこんでたり、手がふるえたりしてましたね。」
中野「なるほど、、。覚醒剤を使用している可能性が高いな。同じ薬を。しかも、かなり強烈なやつ、データにない。どこか不明な製薬会社が作っているしか考えられないな。」
田中「なるほど、同じタイプの覚醒剤か、、。となると、いずれきれるな。薬が。ローレンスの時みたいに。消耗戦になるな。TERU!大丈夫か?立てるか?」
するとTERUはゆっくりと立ち上がった。
TERU「心配するな。俺は大丈夫だ。止血剤が効いてるから。」
と言い、ワイヤーアンカーを手に握った。
ガラシャ「余裕がなさそうだな。お前は次で死ぬ。一撃で仕留める。」
と言い、刃物が出たグローブを手に構えた。
ガラシャ「行くぞっ!」
と言い、ガラシャは突っ込んできた。
するとTERUは、
ひゅっ。
と倉庫の天井の鉄パイプにワイヤーを絡みつけ、天井へと上がった。
ガラシャ「この臆病者がっ!俺の攻撃にびびったか!」
と言い、ゴホゴホと咳こんだ。
中野「薬がきれかかってますね。多分きれそうになると、咳こむみたいですね。」
田中「みたいじゃな。ということは、、いけるなTERU。きめろよ。」
TERU「わかっている。次で仕留める。」
と言い、TERUはワイヤーをガラシャに投げ、ガラシャの体に巻きつけた。
ガラシャ「くっ、こんなワイヤー、きってや、うっ、ゴホゴホッ!あぁ、胸が、、苦しい!うっ、!あぁぁぁぁぁくださいかください!」
TERUがワイヤーを通じて、高電圧を流した。
ちょうど薬がきれたみたいで、ガラシャは高電圧と薬切れの二重の苦しみに耐えられず、苦しみながら死んだ。
田中「よし!TERU。よくやった。まず人質の解放だ。」
TERUは縛られた調査員二人を解放した。
二人はかなり殴られたせいか、衰弱している。
田中「TERU、外に救護班と特殊警備班を待機させている。お前は大型クーラー部屋に行って調べてこい。何人か人をつける。」
TERU「俺は一人で大丈夫。」
田中「、。そうか。何かあったら言え。対応する。」
TERU「了解。」
と言い、TERUは大型クーラー部屋へと向かった。
第三十七話完一一
第三十八話に続く。
はい、こんにちは。藤沢修介です。
いよいよ、ガラシャ倒しましたね。
さすがTERU!そこにしびれるぅ。憧れるぅ(笑)
と言う訳で、次回からは問題の大型クーラー部屋へと向かったTERUを描きます。
果たして、TERUはどうなるのか!?
次回、ご期待ください!それでは!




