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Heaven 's Breaker    作者: 藤沢修介
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第三十五話「TERU、横須賀工場に立つ。」

第三十五話、Heaven's Breaker。



舞台は真中自動車 横須賀工場。



遂にTERUが横須賀工場へと向かう。



果たして、何が待っているのか?

TERU(任務開始まで、あと少し、、、)


TERUは真中自動車 横須賀工場の郊外に隠れて、まわりの警備を監視している。


調査班の報告では24時間、いつでも監視がついているみたいだが、今日は一人もいない。警備ロボでさえも。



特殊な罠があるのかと言うと、そうでもないらしい。


しかし何かあるなと思い、警戒した。


田中「TERU。任務開始だ。気をつけていけ。」


TERU「わかった。」


TERUはまず塀などを見渡した。


特に何もないみたいだ。



試しに塀に触ってみたが何もないみたいだ。



TERUは塀の上にワイヤーを投げ、上まで上がってみたが、敷地内には、人すらいない。



やはりおかしいと思った。


TERU「田中。今日は工場は休みなのか?」



田中「いや、そんなことはない。今日は水曜日だから、夜勤もやっておるはずじゃ。臨時休業という話も聞いておらん。しかし、なぜ人がおらんのかのう、、、。不思議じゃなぁ。」



中野「相手にさそわれているのでは?工場内に来るように。そう感じますね。」


TERU「オレもそう思う。ヤツラ、オレを誘っている。敵Heaven's Breakerと戦わせるために。」



中野「そうですよね。TERUさん、気をつけてください。いきなり出てくるかもしれませんから。」



TERU「ああ、わかっている。」


と言い、TERUは工場内へと入っていった。



一一真中自動車横須賀工場監視ルーム一一


ハボック「入ってきたな。」


アーチャー「そうですね。アイツが白川の」


真中勉社長「Heaven's Breakerと言う訳じゃな。」


ハボック「えぇ。間違いありません。アイツが白川のHeaven's Breaker、TERUです。最近の白川の企業買収の背景には奴がいますね。我々が各企業に派遣しているHeaven's Breakerが殺られているのも、奴の仕業です。電気を使う。」


真中勉社長「勝てるのかね?君達は自分達に任せれば大丈夫と言っておったが。」


ハボック「勝てます。あなたのところに派遣したHeaven's Breaker、ガラシャはかなり強い。どんな高電圧でも耐えられ、相手の力を吸収しますから、心配ありません。」



真中勉社長「そうかね。実は君達かちょうど来てくれて助かっていたよ。最近、白川からうちの会社を買収したいという話が来ていたものだから、何とか阻止したかったから。私が一代で築いてきたものだし、社員を困らせたくなかったから。」



ハボック「野蛮なことをするんですね。白川カンパニーは。まぁ、大丈夫です。すぐに片付けますので、ご安心ください。」



真中勉社長「頼もしい言葉だなぁ。頼むよ。」


と言い、微笑んだ。



真中勉社長「ところで、最近大型クーラー部屋を君達が工場員のために作ってくれたみたいだが。」


ハボック「あぁ、あれですか?まぁ今夏なので、工場内が暑くなるではないですか。ですから、我々を頼ってくださったお礼ですよ。」


真中勉社長「そんな気遣いを、、すまない。感謝する。」



ハボック「いえいえ。礼に及ぶまでありませんよ。」



真中勉社長「実は最近、工場員が次々体調を崩しているから、、なんでだろうかと思ってな。クーラー部屋にい過ぎて体を壊したのかなとな。」



ハボック「なるほど。クーラー病になって、体調を崩したと。」


真中勉社長「うむ、、なかなか工場を回せなくなってたんじゃよ、、。」


と言い、社長は頭を抱えた。


ハボック(けっ。我々のせいだと知らないみたいだな。)


と思い、ハボックはモニターに映るTERUを眺めた。




一一第三十五話完一一


        第三十六話に続く一


はい!こんにちは。藤沢修介です。


遂に真中自動車編スタートです。


これから、TERUに何が起こるのか?


そして、ガラシャの力とは?!



次回お楽しみに!それでは!


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