Heaven 's Breaker 第一話「TERU、降臨」
時は流れ、2043年-ーー
夜、黒いマントを着た男が、月明かりが照るビルの屋上から、一つのガラス張りの部屋を眺めていた。
彼の名は、TERUーーーーーー
ガラス張りの窓の先には、茶色いコートを着てパイプたばこを吸った男が、ある部屋のドアの隣で椅子に座っている。
TERUは、目標の部屋があるビルの屋上にワイヤーアンカーを使って渡った。
屋上に着地すると辺りを観察する。
すると非常階段を発見すると、そこから目標の部屋がある階まで降りた。
中に入るドアの鍵を壊すと、ゆっくりと目標の部屋まで近づいていった。
廊下にいる警備員を倒しながら、その部屋の近くに到達した。
パイプたばこを吸った男は誰かいることに気づいて、パイプたばこに青い炎をつけた。
その瞬間、廊下全体が煙まみれになった。
TERU、ナイフを飛ばすが煙に弾き飛ばされる。
煙使いのHeaven´s Breaker「この煙は氷の粒でできている。ナイフでは貫通できない。」
するとTERUはナイフに高電圧をかけて、煙の壁に投げつけた。
ナイフが壁を破壊し、煙使いのHeaven´s Breakerの顔にナイフが突き刺さり、男は即死した。
瞬く間にTERUはその企業のデータが入っている部屋の鍵を破壊し、部屋に侵入した。
部屋にある一番厳重に守られているパソコンの鍵を破壊し、データを抜き取った。
抜き取った瞬間、警報が鳴った。
TERUは急いでデータを懐に隠しながら、部屋から出ていった。
警備員に変装したHeaven´s Breakerが駆け付けたが、TERUはそれらを瞬く間に瞬殺していった。
それを振り切り、彼はワイヤーを使って、高層ビルが並び立つ摩天楼を移動して、夜空へと消えていった。
ー第一話完ー