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Heaven 's Breaker    作者: 藤沢修介
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第十一話「セカンド・ミッション」

新章スタート!!


新たな任務が始まる!!


      その任務とは⁉

         

明美「来たわね、TERU。始めるわよ。」


TERU「あぁ、待ってた。」


と言い、TERUは会議室の椅子に掛けた。


会議室は、丸く長い机があり、椅子が置いてある。


各いすごとに、モニターが置かれていて、そこからデータが見れる。


極秘任務なので、部屋の中にはSPが五名、執事の田中、明美、そしてTERUだけである。



明美「さあ、今から今回の任務について説明します。」


明美も先ほどまでは穏やかな顔をしていたが、一瞬で真剣な顔に切り替わった。


明美「モニターを見てください。今回の目的はハンバーガーショップ最大手スーパーバーガーの禁止使用食材の不正使用の隠ぺいについての調査です。」



モニターに任務の内容がでた。何でも1ヶ月前に発売された「ミラクルバーガー」と言う商品に世界的に使用が禁止されている食材を使っているそうだ。特殊班がミラクルバーガーを調べた結果、どうやら肉に「ナガスクジラ」を使ってるそうだ。商品登録協会の商品項目の使用食材には肉は「牛肉」となっている。


そこで「スーパーバーガー」の本社にある商品情報管理室に潜入して、スーパーバーガーの商品情報のデーターを入手するというのが今回の任務だそうだ。


明美「モニターに示している通り、今回はスーパーバーガーの機密情報を入手することが任務です。何か質問はある、TERU ?」



TERU 「2つ質問がある。1つ目。その商品情報管理室はビルの何階にある?」



明美「ビルの三十五階より上にあるみたいね。ビル自体、高層四十階建て。三十五階から40階の中の階のどこかにあるみたい。特殊班に調査してもらったけど、わからなかったみたいね。ただ機密情報や重要な物品はたいてい上の階に隠すか、地下に隠すから。地下室はないみたいだから、たぶん上の階にあると思うわ。」


TERU「それだけ情報があれば十分だ。二つ目。相手のHeaven´s Breakerは?」



明美「正体不明ね、、。警備員に紛れ込んでる可能性があるわ。警備員がいたら警戒して。」



TERU「了解。任務開始はいつだ?」



明美「今日の22時ね。その時間のほうが潜入しやすいわ。サポートはいつもみたいに田中がするわ。状況が悪くなったら、私に連絡を入れて。私の部屋の秘匿番号でね。」



TERU「その必要はない。すぐ終わらせるさ。」



明美「そう。」


とクスッと笑い、


明美「無事に帰ってきてくるのを待ってるわ。」


と言った。



TERU 「ああ。」




明美「では今日から始める任務についての会議は終了です。22時に開始してください。何かありましたら、私の部屋の秘匿番号に連絡を。以上です。他に聞きたいことは?」




田中「何もございません。」




TERU 「ない。」


明美「ないですね。では終わります。」



会議が終わった。すると、部屋についてたモニターの画面が消え、部屋の電気がついた。




明美「お疲れさまでした。今は、、18時半ね。作戦開始まで三時間半あるわね。この間にしっかり任務に向けての準備をしてください。食事をして、少し休んで、任務の準備をしてください。いいかしら、TERU ?」



TERU 「軽くでいい。カロリーメイトとゼリーを頼む。部屋で食べる。」




明美「はいはい。いつものね。用意してもらうから、調理室で受け取ったね。」



とクスリと笑いながら言った。




TERU 「頼む。」



と言い、部屋から出て行った。



明美「ふぅ。」


田中「お嬢様、お疲れでした。今日はもうお休みになられたらいかがでしょうか?」


明美「大丈夫かしら、今回の任務。謎なところが多いみたいだけど。心配だわ。」


田中「大丈夫ですよ、お嬢様。彼なら問題ありません。Heaven ' s Breakerの中でも上位に入る位強いですし。軽く倒される者ではございませんので。 」



明美「そうだけど、日にライバル企業も強力なHeaven ' s Breaker を雇うようになってるわ。いくらTERUが強いからって、不安だわ。また大事な人を失いたくないですし。」



田中「大丈夫でございますよ‼私がいます‼」


て眼鏡を輝かせながら、満面の笑みで言った。



明美「いえ、あなたはいざと言う時は弱腰になるので、あまり当てにしていません‼」



田中「そんな、お嬢様‼私をもっと信用してください‼」


明美「どらやの高級ようかんをつまみ食いした人は信用できません‼」



田中「はて?何のことやら?」



明美「とぼけても無駄です。この動画が何よりの証拠です。」



と、モニターに動画を流した。



田中が食堂の棚に隠してあった「どらやの高級ようかん」を全て食べているシーンが映っていた。




田中「これは私ではありません。TERU ですよ、お嬢様。」


明美「背中に私は田中ですって紙が貼ってあるのですけど。」



田中「はっ⁉なぜ、、?さては、、TERUかぁ。おのれぇぇ。」



と怒り狂いだした。


明美「はいはい、後は頼みましたよ、田中。何かあれば連絡を。」



と言い、明美は部屋から出て行った。





一東京都港区 スーパーバーガー本社ビル前ビル屋上一



ビュー


風がかなり強く吹いている。



黒いコートを着て、仮面をした一人の男が、スーパーバーガーのビルを眺めている。




TERUである。


TERU「いよいよミッション開始だ。」



 第十一話完ーーー




                   第十二話に続く。


こんにちは!藤沢修介です。


第十二話読んでくださってありがとうございます。



いよいよ新たな任務「スーパーバーガー潜入調査」が始まりました!


新たな任務。どんなHeaven´s  Breakerが現れるのか。


そして、どんな結末がまっているのか、こうご期待ください!!



                  藤沢 修介

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