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Heaven 's Breaker    作者: 藤沢修介
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第十話「白川家の日常」

白川家の日常ーーー

         それはひと時の憩いの時間



     TERUの任務のない日の一日を描いた話。

ピピピピ・・・・


TERUが目を覚ます。鳴ってる目覚ましを止める。



TERU「朝か、、、」



TERUは目をこすりながら、体を伸ばした。TERUはベットから出ると、着替えた。



その後部屋を出て、まだ暗い外へとランニングに出かけた。屋敷の周りを100周する。これはこの屋敷に来てから



毎日している。そして、ランニングの後は筋トレをする。これも毎日やっていることだ。そのあと、シャワー


を浴び、食堂へと向かう。食堂へと着くと、そこにいるのはたいていメイド二人に田中、そして明美がいる。


明美「TERU、おはよう。きのうはちゃんと眠れたみたいね。」


TERU「あぁ。」


俺は明美の言ったことを適当に流しながら、席に座った。


明美「TERU。今日は私が帰るまで好きにしていていいわ。夕ご飯までには帰るから、それから今後の話をしていきましょう。いつ、ライバル企業のHeaven`s Breakerが攻めてくるか、わからないし。とりあえず今日はゆっくり休んで。」



TERU「俺はいつでも戦える。早く次の任務をくれ。」


そう急かすTERUを見ながら、明美は微笑みながら、


明美「そう焦らないで、TERU。次の任務も今準備中だから、待って。」



TERU「ちっ、わかったよ。早くしてくれよ。実践経験を積んでおかないと、体がなまるんだ。」


明美「はいはい、分かったわ。明日の朝までに用意するわね。」


と微笑みながら言った。


田中「明美様。中国に留学されている一美様からお電話が。」



明美「本当!!すぐでるわ!」


と言い、明美は電話で話し始めた。


TERUは食事を済ませ、自分の部屋へと戻った。




TERU 「今日は暇な日になりそうだなぁ、何して過ごそうか。」



TERUはベットに横になりながら言った。



普段は任務に集中していて、あまり趣味と言うものがない。



TERU 「町にでも出るか。」



他にやることがなければ、町を散歩するくらいしかない。



田中に出かけることを伝えると、そのまま出て行った。



TERU 「まだ寒いな」



今はまだ三月になったばかり。


白川家があるこの町、椿桜市は大富豪や各国の要人などが住む裕福な人が多くすんでいる。



周りは高級住宅街でありながら、自然豊かな町で、花や木などが植えられていて、住み心地が良い。




年間犯罪発生率も一桁に等しく、治安が日本一いい。とても平和な環境である。



それゆえTERUにとっては退屈なのである。



TERUは自販機でコーヒーを買い、公園のベンチに腰をかけた。


TERU「今日は平和だな。」


公園には平日のせいか、だれもおらず、静かである。


子供は学校、大人は仕事に出ているのだろう。


TERUは学校などには行ったことがなく、白川家に来た後も田中から指導を受けた。


厳しかったけど、無事強化プランを終了させた。六年もかけて。


その後、白川カンパニー所属となり、実戦へと身を投じた。


任務こそ最初のころは二か月に一回ペースだったが、最近は一か月に二件ペースになっている。


それだけ白川カンパニーも狙われているということだ。


TERUにとっては任務をこなしているほうが、良い。


自分が強くなることで、ここでの生活を楽しめるのだから。


大切な人たちを守れるから。


TERUは、缶コーヒーの中を覗いた。空っぽである。


TERU「帰るか。」



TERUはベンチから離れ、白川家へ帰宅の路についた。


時計を見ると、一時半過ぎだった。TERUは適当に通りかかったラーメン屋で昼食を済ませ、屋敷に着いたの


は三時だった。田中に「お帰りなさい」と言われ、「三時のティータイムは」と言われたが、TERUは「いらない」と返した。



TERUはそのまま、トレーニングルームで筋トレを始めた。


やっぱり自分にはこっちがしっくりくると思った。



筋トレを終えて、シャワーを浴びて着替えていると、スマホが鳴り出した。


明美からだ。すぐに出た。



明美「TERU?筋トレはもう十分かしら?あなたが待ち焦がれていた任務を伝えたいのだけど、すぐ来れるかしら?」



TERU「あぁ。問題ない。」


明美「そう。なら今すぐ二階の会議室に来てちょうだい。そこで話すわ。」


TERU「了解。今行く。」


とTERUは険しい顔になり、服の着替えを済ますと更衣室から出て行った。



第十話完ーーーーー




            第十一話に続く。




更新大変遅くなって申し訳ありません。藤沢修介です。



ちょっと月末、大変忙しかったので更新が遅れてしまいました。本当に申し訳ございません。



次回第十一話から新たな任務がTERUに下ります。


果たしてどんな新たなHeaven`s Breakerが現れるのか、ご期待ください。


なるべく早く更新できるように頑張りますので、ぜひご覧になってください!!


お願い致します!!



藤沢修介

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