2章登場人物紹介
ーーー登場人物紹介ーーー
◆ユウ・シルヴァ(16歳)
レベル:73
魔闘力:4260
適性属性:無
身長:174cm
第二部の主人公。
地上最強の英雄である父と剣聖と呼ばれる母を持つが、圧倒的な力を誇る姉と妹より遥かに劣る魔闘力しか持っていない。
いつか母を超えて最強の剣士になることを夢見ており、日々体を鍛えているのでそれなりに筋肉はついている。
姉のマナと妹のクレハを大切に思っており、彼女達に近寄る男が危険だと判断すれば全力で接触を阻止したりしているシスコン。
姉であるマナは担任でもあるので、よく授業中に可愛い争いを繰り広げてクラスメイト達から恒例の夫婦喧嘩と言われ、からかわれている。
◆マナ・シルヴァ(人間年齢だと19歳)
レベル:410
魔闘力:83060
適性属性:雷
身長:156cm
ユウの義理の姉で、常に世の男性達の注目を集め続ける天才獣人美少女。
主に脚を使って戦闘を行い、雷を纏った蹴りは船よりも巨大な拳を跳ね返す程の破壊力。さらに移動速度も凄まじく、戦闘時はユウも彼女を目で追うことができない。
自分よりもスタイルの良いディーネ相手にユウがデレデレしているのを見るのが嫌らしく、弟を取られそうになって嫉妬してしまう可愛らしいブラコンお姉ちゃんである。
◆クレハ・シルヴァ(15歳)
レベル:131
魔闘力:50090
適性属性:地
身長:159cm
ユウの妹で、大きな胸の成長が止まらないことが最近の悩みである美少女。
兄がエリナやリース達と付き合わないか常に心配しており、マナとは違って嫉妬を隠そうとはせず、無表情で相手を威圧したり、笑顔で遠慮なく魔力を放ったりする。
修学旅行で家を出ようとした兄を寂しさのあまり必死に引き止め、それが原因で恥をかかせてしまったことをかなり後悔していたのはここだけの話。
◆エリナ・エレキオール(17歳)
レベル:96
魔闘力:32000
適性属性:雷
身長:162cm
雷魔法を使いこなす2年トップの成績を誇る秀才。
イーターに寄生された自分を救ってくれたユウをかなり意識しており、遂には自ら膝枕をしてあげる程心を許している。
しかしライバル候補はかなり多く、ユウがディーネ相手にデレデレしていたのを見た時はこっそり落ち込んでいた。
◆リース・アリスロード(16歳)
レベル:52
魔闘力:9000
適性属性:風
身長160cm
ポニーテールが良く似合う、東方地方出身の元気な少女。
誰とでもすぐに仲良くなれるコミュニケーション能力の高さが長所なので、ヴィータともすぐに打ち解けていた。風魔法を使ってスカートがめくれることを気にしていない。
◆ソル・ハーネット(17歳)
レベル:94
魔闘力:31403
適性属性:火
身長:178cm
槍に炎を纏わせて振り回す、ユウの親友でありライバル。
暇さえあればナンパをしている残念なイケメン。ヴィータと腕を組んだ時は興奮していたが、エリナのユウとソルでの対応の違いを見て割とダメージを受けていた。
◆ソンノ学園長(年齢不明)
レベル:不明
魔闘力:不明
適性属性:不明
身長:155cm
オーデム魔法学園長。
大魔王であるベルゼブブとは昔から喧嘩ばかりしており、互いに変わらない見た目につきてしょっちゅう言い合っている。
誰もが認める大魔導士の彼女だが、実はユウの父にこっそり想いを寄せているとか何とか。
〜2章から登場〜
◆タロー・シルヴァ(40歳)
レベル:不明
魔闘力:不明
適性属性:無
身長:180cm
ユウの父で、かつて仲間達と世界を救った地上最強の英雄。
超が付く程の愛妻家&子煩悩で、マナとクレハに近寄る男子生徒と話をするため学園に乗り込もうとして妻のテミスに止められていた。ユウとも非常に仲が良く、暇な時は2人で釣りに行ったりしているという。
戦闘能力などはかつて共に戦った者達しか知らないが、他の英雄達全員が協力しても彼には勝てないらしい。
◆テミス・シルヴァ(40歳)
レベル:不明
魔闘力:不明
適性属性:無
身長:167cm
ユウの母であり、剣聖と呼ばれる最強の剣士で絶世の美女。
剣術を極めた彼女は魔力を纏わせた木の棒で鉄を切断することも可能であり、愛刀を振るえば山でさえもあっさりと真っ二つにすることができる。
さらに魔力を纏えばマナのスピードを遥かに上回り、加速を使えばベルゼブブ達ですら彼女について行くことは困難となる程。
そんな実力者だが非常に優しい性格で、殆ど嫉妬したり怒ったりはしない。ちなみに夫に対してはかなり甘く、息子達の前でも自分達の世界に入り込んでしまう程ラブラブである。
◆大魔王ベルゼブブ(191歳)
レベル:不明
魔闘力:不明
適性属性:闇
身長:157cm
魔界を支配する大魔王であり、タロー達と共に魔神と戦った英雄の1人。
適性属性は闇だがありとあらゆる魔法を使いこなし、本気の極大魔法は一撃で王都を消し飛ばしてしまう程の威力だという。
様々な出来事を乗り越えることができたのはタローのおかげらしく、妻であるテミスの前でも好意を隠そうとしない。
胸が大きくならないのが昔からの悩みで、幼い頃から面倒を見てきたマナやクレハの胸を見てよく嫉妬している。
◆魔王ディーネ(194歳)
レベル:不明
魔闘力:不明
適性属性:無
身長:164cm
ベルゼブブの部下で、水魔法を極めた魔王。
ユウの理想である『優しい巨乳のお姉さん』にぴったり当てはまる女性であるが、彼女は昔からユウのことを可愛い弟としてしか見ていないので、人知れずユウは落ち込んでいた。
ユウを追い詰めた革命軍リーダーであるディオを、子を叱る母のようにあっさりと戦闘不能にしてしまう程の強さを誇り、水魔法を使って海上を移動したりすることもできる。
◆ヴィータ・ロヴィーナ(16歳)
レベル:63
魔闘力:4000
適性属性:無
身長:163cm
ある日突然オーデム魔法学園やって来た、ユウと同じ黒髪が良く似合う不思議な少女。
使用する魔法がかなり特殊なもので、他者の魔力を少し借りて魔法をコピーするというもの。彼女曰く、魔力は宿主の魔法を覚えているとのこと。
ユウのことをかなり気に入っており、エリナを相手に大胆な宣言をしたこともあるが、好意を寄せているのかは不明。
また、彼女の過去について知っている者は1人もいない。
◆魔将ディオ(年齢不明)
レベル:180
魔闘力:44004
適性属性:闇
身長:179cm
人との共存を望むベルゼブブに失望し、魔族本来の姿を取り戻す為に魔界革命軍を率いて魔王軍と争った男。
イーターを取り込みユウを圧倒したが、ディーネの前に手も足も出ず敗北。さらに切り札であったアトランディアの巨兵達もベルゼブブの魔法であっさりと全滅させられ、現在は魔王城の地下深くに幽閉されている。
ーーー舞台ーーー
◆魔界
人が住む人間界から遠く離れた場所にある魔の大陸。空は一年中黒い雲に覆われており、魔族のみが取り込むことができる濃い瘴気が漂っているので、人間は高い魔力を持つ者以外生存できない。
◆魔王
大魔王ベルゼブブの部下達で、各領土を統治している者達。ディーネは水の魔王と呼ばれている。
◆魔王城
ベルゼブブが住む大きな城。彼女が常に魔力を放出しているので、耐性が無い者は気絶してしまう可能性が高い。
◆魔力が乱れる無人島
中心にある平らな山が特徴的な島。魔界革命軍の拠点であり、魔力が乱れて魔導フォンが使用不可になるので漂着したユウ達は助けを呼ぶことができなかった。
◆常夏の国
海を渡った先にある別大陸の国。周囲の海は世界一綺麗だと言われており、観光客の数はかなり多いとか。
ーーーキーワードーーー
◆大魔王
魔界を支配する魔族の頂点。合計七つの魔力を体内に宿しており、その魔力は尽きることのないとまで言われている。
◆魔力遮断フィールド
〝感情喰らい〟に寄生された者が展開する特殊な領域で、外に音や魔力が漏れることを阻止する········という考えをテミスは発表した。
◆帝国
王国に隣接しており、最近妙な動きをしていたのでシルヴァ夫婦が国境まで調査に向かっていた。
◆古代遺産
遥か昔の技術で作られた太古の遺産。現代の技術では再現不可能で、起動しないものが大半である。
◆アトランディアの巨兵
古代遺産の一つで、かつて天空に浮かんでいた大陸の番人。船よりも巨大な拳は敵を一撃で粉砕する。
◆浮遊大陸アトランディア
魔神と英雄達の決戦が繰り広げられた場所。現在は消滅しているが、戦闘で崩れ落ちた大陸の一部は世界各地で発見されている。




