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selected  作者: TJ
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入学試験編1

2025年2月30日

健康状態良好。イメージトレーニングも嫌という程昨日の夜からした。能力も朝使ってみたが問題はなかった。

「4番、嘉島君、試験を開始いたしますので第1能力試験場までお越しください」

「よしっ」

俺は極度の緊張の中、手にしていたお守りをリュックにしまい試験場へ向かった・・・



1940年頃ドイツでリソースと呼ばれる今までの既存物質とは全く異なる物質が発見された。リソースはselectedと呼ばれるごく一部の人間から生成されそれ以外の一般人は触ることはおろか視認することすらでき無かった。selectedは生成したリソースを体内で変換し炎を出したり、水を凍らせたりと様々な魔法のような力を発現した。それから年が経つにつれてselectedは少しずつ数を増やし分布も広がり今では日本を始め様々な先進国は軍事利用するためにselctedを積極的に保護し教育している。

俺、嘉島優も3か月前になったばかりとはいえselectedだ。



--2024年12月10日--

期末試験も終わり、冬休みに入った。今日は部活はないが試験も無事に乗り越えたばかりだから勉強する気にもなれなかった。

俺は嘉島優、15歳。港区にある私立麻井中学に通う中額3年生だ。取り立てて何か特徴があるというわけでもなく強いてゆうならば中学受験してこの学校に入学できたということぐらいだと思う。私立麻井中学は中高1貫で進学率がいいのだがそれだけではない。高校には能力者育成特別学校東京第3支部が併設されている。これ自体あまり珍しいことではないのだが、能力者と一般生徒は隔離されているのが普通であるところをこの高校ではほとんど同じカリキュラムを受けてともに生活している。まあ中学には能力者はいないから特に実感もわかないのだが。

昨日のうちに友人たちに遊びの誘いは断られてしまったので一人で遊びに行くことにした。

「久しぶりにアキバにでも行くか」

日曜なので秋葉原は大変混雑していた。ゲームセンターでアーケードゲームに興じ昼ごはんを食べに外に出たとき、信じられない光景が目の前に広がっていた。


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