序章
選択:幾つかの中から適当なものを選ぶこと
君たちは「選択」をしたことがあるだろうか。それなりに生きていれば大きいにしろ小さいにしろしたことはあるだろう。私は他の人間と違って長生きしすぎたから多くの選択をして何度も後悔した・・・っと申し遅れたが初めまして、私はとある事情があって名前を教えることができない、そうだな「この」世界のいうなれば創造者とでも思ってくれればいい。確か「選択」の話をしていたな。たった一度の選択を間違えたことで例えば受験に落ちた、人間関係が悪くなった、彼氏彼女にフラれたまあいろいろあるだろう。私の場合は世界を変えてしまった、何言ってるんだこいつとか思うかもしれないがまあ落ち着いて話を聞いてほしい。この選択のせいで全く無関係な後世の人間たちを苦しめてしまうという結果になってしまって罪悪感はあるがいくら創造主といっても時間を遡ってあの選択をなかったことにするのは無理だった。それでもどうにかできないのかと研究を続けたがどれも失敗に終わった。こうして百年近く研究を続けて考えられる実験も残りわずかになったころ一つの希望ともいえる経過が得られた。まだ経過でしかないが今までの中では一番私の理想に近い形で実験が進行している、このままいけば私のたった一つの願望が叶う、だからこそ「選択」は慎重に行わなければいけない。興奮して話しが長くなったな、まあ重要な局面でこそ「選択」が重要になってくる。年をとると説教臭くなってよくないな君に嫌われる前にそろそろ話を終わりにしよう。これから起きるのは私の作った歪められた世界の救世主になりうる一人の少年の物語である。