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深窓のキミ

作者:のど飴
幼い頃からこの身体は病弱だった。
それにくらべて、弟の幸夜は毎日普通に過ごしている…。
自由に走れて、授業中に倒れる事もない――。
でも、それでよかった。
弟までこんな身体にならなくて…
私の分まで元気に過ごしてくれればそれで満足だった。

――……でも…なんだろう?

私の身体を常に案じてくれる、家族思いの優しい弟に抱く、身体の奥底から湧き上がるような…この………薄暗い灰色の感情は…――。

前編
2014/12/15 23:25
中編
2014/12/17 23:49
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