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会話同好会  作者: 太郎
高校3年生
35/56

4月

 

「さぁて、人生ゲーム第2弾。現在、ルーレットを2回回した状態で、僕の持ち金マイナス7000円。後輩ちゃんの持ち金13000円と僕は圧倒的に負けております。この試合、どうなるのでしょうか!?」


「実況と説明ありがとうございます」


「それじゃあ、僕の番だね。コロコロリンっと……5だ」


「『留年した。祖母から10000円貰った』」


「あー、僕の借金が増えていくー……って、貰った!?どうして!?」


「同情するなら金をくれ、が先輩のもっとうだからではありませんか?」


「もっとうなのかは知らないけど、やけにリアルな内容で僕のメンタルがボロボロだよ」


「代わりに財布が温かくなったから良いじゃないですか」


「うむ、なるほど。後輩ちゃんは頭が良い」


「なので、留年したことはありません。はい、9です」


「皮肉だねぇって、後輩ちゃん。進むスピード早くない?」


「それはルーレットに言ってください。『実験に成功!ノーベル科学賞に受賞した。100000円貰う』」


「大学生でノーベル賞って取れるの!?それでもって賞金100000円ってしょぼ!!」


「人生には今までの知識で罷り通らない時もあるものです。理解しなさい」


「後輩ちゃん、これはゲームだよ?」


「先輩の番です」


「あ、はい。ころころー……7。進まないなぁ。あ、僕も大学での進路選択までこれたー。ふっふふん。文系かな?理数系かな?」


「……先輩が、大学なんて入れますかね」


「やめて!?僕、一応受験生だからねっ?もうルーレット、スタート!……あ」


「ルーレットの回る原動部が飛んでいったので、先輩は『大学側から退学を勧められた』そうです」


「何でっ!?……って、説明書に本当に書いてある。え?この場合はどうすれば良いの?」


「すぐ、社会人コースから始まります。ですが、給料マスを通っても、給料は入りません。何故なら大学生中にしか職業が就けないからです」


「ああ、僕の人生お先真っ暗だね☆」


「何、悟ってるんですか。現実世界ではそんな大学詐欺はないので先輩ですら職にありつけますよ、きっと」


「何気フォローされてる感がないのはどうしてかな?」


「さあ?私ですね、2。『アナタは医師になる。給料月50000円です。気に入れば、医師の職業カードを取って3マス進んでください』」


「ナースの方が格好がエロいじゃん。それに、白衣の天使の後輩ちゃんに介抱されるって想像しただけで良い(医師!?ええー、後輩ちゃんにはナースが似合ってるのにー)」


「言葉と思考が逆です。屑が」


「あ、これ今僕が手術を受けたら医療ミスを起こされるパターンだな」


「そして、隠蔽するパターンです」


「慰謝料ふんどってやる!!」


「死人は口出ししないでください。臭いです」


「いや、まだ死んでないから」


「あ、3マス進んで給料日ですので50000円入ります」


「確かに先週まで赤ん坊だった奴に月30とか40の金はあげたくないよね」


「これは、ゲームです。リアルと混同しないでください」


「あいあいさー」


「先輩ですよ」


「あらほらさっさー。あ、6」


「『人身事故を起こしてしまった。20000円払って買った花束を相手の病院渡しに行った先で知り合った医師と意気投合しゴールイン。皆から3000円貰う』」


「その医師後輩ちゃんじゃん」


「奇跡という奇跡を全て網羅した人生ですね。残念ながら私は先輩が行きそうな病院で働きませんので、その医師は私ではありません。はい、3000円。お幸せに」


「この結婚相手は後輩ちゃんだから、後輩ちゃんの棒を一本貰うね。代わりにこの女の子あげる」


「わあ、私の車の運転席に乗っていた女の子が先輩に取られたと思ったら、どこからか知らない女の子がやって来て私の車に乗り込みました」


「説明どうも」


「さて、先輩はこの様なことを先週もしました。先輩論で整理しますと、先輩の車にはトムが、私の車には先輩と私が乗っています。そこで、私を先輩の車に乗せて、知らない女の子を私の車に乗せました。さて、各々の車には誰が乗ってるでしょうか」


「うわっ。僕の車には後輩ちゃんとトム。後輩ちゃんの車には僕と知らない女の子がいるよ」


「ですよね。なので、先輩論で見ると非常に面倒なのです。私は先輩の車でトムと人生を共にするという変な状況に陥ります」


「うん。面倒だね。なら、面倒だから僕の奥さんとして後輩ちゃんを車に乗せて、後輩ちゃんの車にはトムと知らない女を乗せよう。万事解決」


「トムは知らない女の子と何の関わりもないですけどね、ではいきます。9。ん。黒いマスですね」


「倍返しマスだって。うーん、パクリ感がある。『好きな相手を指名して、その人を3ターン休みにさせる』」


「これをリアルで例えると、後輩ちゃんが僕を殴って上腕を粉砕骨折させ3年病院で集中治療に当たる」


「どんな怪力ですか。ですが、これで面倒なことにならなくて済みそうですね。それではまた来週」


「ん?」


「これ以上続けると読むのがしんどいと感じるそうです、作者は。なのでこれ位が最高だからもう次の話に進みたいそうです」


「身勝手だなぁ、じゃ、またねー!」



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