表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
会話同好会  作者: 太郎
高校2年生
10/56

5月

 

「さぁて、今日は待ちに待ったこどもの日だよー!」


「恐らく高校生にもなって待っているのは先輩だけだと思います」


「だから特別感ってのがあるんじゃないか!」


「さも当然の様に言ってますが違いますから」


「理屈はどうだって良いんだ!楽しければ良いのだー」


「先輩はバカボンのパパですか」


「ってことは天才ってことかな!?」


「真逆の意味で捉えて下さい」


「もうっ、後輩ちゃんったらい、け、ず」


「いけずの意味を理解してますか?」


「のー」


「だと思いました」


「さぁて!こどもの日の今日は僕だけのお祝い事なんだから、後輩ちゃんも祝う準備して!」


「はぁ…って、何ですか。この兜」


「勿論、僕が作った新聞紙のかぶとだよ」


「無駄に凝ってますね」


「ひどーい」


「先輩って手先が器用なんですね。こんな精巧に作られた新聞紙かぶとは初めて見ました」


「それは光栄だなぁ」


「それでは、お先に失礼します」


「って、ええ!?まだ定時にすらなってないのに!?」


「先輩はもっと自分の学力を自覚してください。このままでしたら留年ですよ」


「ううっ。僕のことを考えてるんだね。じゃ、またねー」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ