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第七話シルドルク

 それから一週間俺は錦戸を鍛えたまあ既に素材が出来上がってたから後は技術を付けるだけだな正直な話相手がどんな攻撃をしても≪無傷死≫の前では何も意味ないんだろうな俺がそれをもう実感してるからな



「錦戸力加減が出来るようになったな」「はいありがとうございます」「それでも常人離れしてる事には変わりないがな」「それ?褒めてます?」「それよりちょっとあれを頼む」「あれってまさか」「風呂」「はぁ」何かため息をつかれたんだが



 風呂に入って情報を整理していた残りのスキルも一応確認はした≪二重歩行者(ドッペルゲンガー)≫:他者になる事が出来るスキル※他者にも使用可



≪蘇生≫:死人蘇生する事が出来る魔法※死体が残って無い場合は蘇生不可死後一日経った場合も同様その他条件あり

 


まあこのスキルに関しては多少条件があるが蘇生できる事自体が元の世界では奇跡だからな

 さてそろそろ上がるか今回はちゃんとタオルがあったしかしだ「なあ錦戸」「何ですか?」



「風くれ」「嫌です」「頼む」「嫌」「別に良いじゃねーかあれスゲェ気持ち良いんだよ」「じゃあちゃんとタオル撒いてて下さい」「分かったよ」



 そうして錦戸がこの間の様に風を生成した「フウゥゥー気持ちーー」気づいた時には真っ裸になっていた「そうですかって何でタオル付けて無いんですか!?」



「まあ気にすんなよ臓器が出てるだけだろ?」「潰しますよ?それ?」俺は直ぐに着替えに行った「もうちょっと風浴びてたかったな~」「服は着て来ましたか?ヘンタイさん」



どうやら俺は変態にジョブチェンジしたらしい「明日シルドルクに行くぞ」「でも?大丈夫ですか?」「また異界人認識されませんかね?」「そこは何とかする」「なら良いんですけど」



 それよりも今は「なあ?錦戸?」「何ですか?」「鑑定とかも言語のスキルくれたみたいに出来ないのか?」「やってみますか?」「うん、ちょっと頼む」「分かりました」錦戸が操作を始めた



「ステータス」ステータスを見て気づいた≪軽い嘘吐き≫しっかりこっちにはバレてんのかスキル覧に鑑定のスキルが出て来た「おぉ来たみたいだ」早速タップしてみた結果



「何ですか?そのお面」「多分これを付けたら鑑定出来るって事じゃないか」お面を付けて適当に近くの石を見た≪石≫その表記が出て来た



「見えました?」「まあ見えたんだが」俺は一回食べようとしていた果物みたいな物に指をさして「錦戸ちょっとあれ鑑定して見てみてくれ」「分かりました」同時に俺も見た≪吐血の果実≫とだけ出て来た



「錦戸どう見えた?」「吐血の果実食べた者は果実の猛毒により約五~七分後に吐血する最悪の場合死ぬらしいです」「仲月さんはどう見えたんですか?」



「吐血の果実とだけ」つまり俺の鑑定は「名前しか確認出来ないって事か」いやまだ決定するのは早いな人を鑑定してないからな



 ただ錦戸は鑑定無効だから何も見えないんだよな人を鑑定するのはシルドルクに行ってからだな「シルドルクには明日行くんですか?」



「そうだな明日行くか」シルドルクか、顔を覚えられている可能性は大きいがそこは誤魔化しながら説得するしか無いな「どうかしたんですか?」「すまん少し考え事をしてただけだ」「そうでしたか」



「あっ!そう言えば私用事あったんでした」「すみません仲月さん今日はもう帰りますね」「そうかじゃあまた明日」「あと錦戸」「何ですか?」「俺が転移者って事は内密に頼む」



「そうですか分かりました」錦戸がシルドルクに帰って行った「さて」時間が余ったなオークから拝借した酒を見た腕が使えなかった間だけ使わせて貰ったがもう残りが少ないなまあこれはそうだな



 オークを埋葬した所にその酒をかけた「正直この酒が無かったら危なかったよありがとう」そう言えば錦戸の用事って何だったんだろうな?―



 多分あの人の言っている事に基本嘘は無いのだろうけどあの時のステータスに書かれていた事≪軽い嘘吐き≫一体どこが嘘だったのか私には分からなかった



「お待ちしておりました玲那殿」「あの方もお待ちになっております」「そうですか」部屋の前に行きノックをしようとした時「玲那だろ?入れ」何故分かるのだろうか



「……失礼します」「それで?前にアルナ姫が言っていた奴はいたのか?」「いえまだ見つかっていません」「そうかもしかするともう何処かに行ってしまったのかも知れないな」「そうかも知れませんね」



「この話は取り合えず保留だなそれよりも」「玲那ステータスを私に見せろ」「分かりました」ステータスを開き見せた「また一つスキルが増えたな」「まあそうですね」



「お前はこの国の宝だからな」「そうですか」何だろうか毎回この人と関わると何故か自分の中の何かがゾワゾワするそんな感覚になる「用事はそれだけだ」「じゃあ私は帰りますね」



「姫には会いに行かないのか?」「多分私は姫に好かれて無いので行きません」「そうか」私は部屋を後にしたそう言えばお兄さんにあれを使わせないとね



 次の日今日はいよいよシルドルクに行く日だ何となく気配がした「来たか」「仲月さん今日はようやくシルドルクに行くんですね」「そうだ」行くなら早めに行きたいな



「じゃあ錦戸が来たことだし行くか」「ちょっとだけ待って下さい」「?」そう言って何かを渡してきた髭剃りだった「何故髭剃り?」ちょっと顔を触った



「あーそういう事か」「まあ気にしないなら良いんですけど」「ちょっと待っといてくれ」「分かりました」髭を剃った「じゃあ行くか」「はい行きましょう」そうしてシルドルクに俺は着いた



「あそこが入口です」警備兵がいたしかも俺が知っていた奴だったあの時の警備兵か顔は見られているからなどうするかそう思っていたが何故か特に声を掛けられる事も無くシルドルクに入れたどういうことだ?少し気になり警備兵に話しかけた



「ここってシルドルクで合ってますよね?」「はいそうですけど何かありましたか?」「あまりこの辺に詳しく無くてすみません」



「そうでしたかぜひシルドルクでゆっくりしていって下さい」「分かりました」確かに警備兵の男は俺の顔を見たが初めて会ったような顔をしていた忘れた可能性も無いわけでは無いがもっと別の理由な気がする



「行かないんですか?」「今行くよ」錦戸の元に向かったそして「ここがシルドルクか」「そうですよ仲月さん」「何だこの国?」何て言えば良いのだろうか文化が混ざっているそんな感じの国だった



「どうかしましたか?」「いやちょっと驚いただけだ」「そうですか?私はあんまりそうは思いませんでしたが」「そうか」



 これはいるなこのシルドルクに俺や錦戸以外の転生者か転移者が

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