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ボンカスト編 第6話 100%負ける賭け

「何処に行ってたんですか?」「……ちょっとお花畑に」「……そうですか」下手に先程の状況を話しても意味無いからな話を別の事に流すか「それで?あれどうするんだ?」



 ジメジメしている物を指差した「仲月さんがどうにかして下さいよ」少しめんどくさそうな表情をしていた、まあそうなるか「そう言えば喜実紀」「!?」(仲月さん??本当は何処に行ってたんですか?何かしてたんじゃないんですか?ねえ?聞いてます?聞こえてますよね?)「君達宿の話して無かった?」



 何故?問い詰められているんだ?(あー実はな……)実際とは少し異なるが大体何があったのかを話した(そうだったんですか……)(納得し)(で?だから?)(えぇ……)(はぁ…もういいです)(…ごめんなさい)「??」



(そうです、反省してて下さい)何を反省っ「おい?聞いてる??」ジト目でスニージアに問われた何でこんなサンドイッチ状態なんだ?「あぁ聞いてる聞いてる宿の事だろ?」「……まだ見つけて無いでしょ?」



「そうだな」な~んか嫌な予感が「じゃあしばらく泊って行きなよ?」「どうするんですか?仲月さん」……よし…断ろう「ワタシオカネナーイ」「うん?別にそんなのいらないけど?」



「実は女性アレルギーで同じ場所で泊まる事ができな」言い切る前にスニージアがにこやかに手を握り「あ」「?あれ~?女性アレルギーじゃなかったっけ~~??おかしいな~~」喜実紀に何か警戒してるっぽいな~まあ逃がさないけど



 コイツ……(仲月さん???一体どういう事ですか?)…またこの状況かよ(こっちが聞きたいくらいだ)(後で少し良いですよね?)(……)(良いですよね???)(はい)



「私が一声かけて宿泊先全部無くそうかな~永遠に」「何で来て早々出禁の店が出来るんだよ」「じゃあ泊ってって」「アイツ等に殺されたくないんで俺は他の所で」「はぁ仕方ないな~じゃあ一つゲームをしようか」



 ポケットからコインを取り出し説明を始めた「ルールは簡単コレがどっちに入っているのかそれが表か裏かを当てたら他の所行って良いよ」



「それ?投げるの俺でも良いか?」持っているコインを指し尋ねた「そうだな~じゃあお互い一回ずつやって先に外した方が負けで良い?」



 追加のコインを取り出しこちらに弾いてきた触った感じ特に違和感のないボンカストの通貨だな……「先行は譲ってあげる」以外だった勝ちに行くつもりなら先行が有利なはずなんだが



「どうしたの?早くしなよ」「あぁ、そうだな少し驚いてただけだ」「?」「じゃあ始めるぞ」さて、スニージアには悪いが勝ちに行かせて貰うぞ



 弾かれたコインが宙で何回転かし、両手で隠すよう取った「さあ、どっちだ」「……本当にそれで?良いの?」この時わざと相手に分かりやすいようにコインを取った理由は簡単だ



 現在両手どちらにもコインが握られているからだ選んだ時点でコインを隠せば勝利条件の一つを消すことが出来るからだただ一つ欠点があるとすれば片方はならずコインを所持していなければならないという事だ



 理想的状況を言うなら物を移動させる魔法とかスキルか何かで何処かに飛ばせたり出来れば良いんだがどちらも持ち合わせてないからな「じゃあ……」さあどう出る?「ひ……」



 その単語の一文字を聞いた時点で袖にコインをくぐらせた瞬間「……マジか」パシッと丁度コインの部分をスニージアは掴んでいた「だから聞いたでしょ?本当にそれでいいのって?」



 こうなってしまった以上次の二つ目の条件で勝つしかない「もう片方にも入ってるんでしょ?」「まあそうだな」観念したようにもう片方にあるコインを見せた「特に違反(いかさま)について何も言って無いし見逃してあげる」



「そりゃどうもそれより表裏はどうする」「そうだねじゃあ一回手に戻して」手が解かれたのでコインを戻した「じゃあ表で」パシッと今度は拳の状態の手を握られた「おいこれじゃあ見せる事出来ないだろ?」



「そうだねじゃあ今から言うようにコイン出して?」「……」「そのまま下に向けた状態で右手にコインを落として?」「どうしたの?早くしてよ~~」「正解表だ」諦めてコインを右手に落とした



 さて、どうやって次を乗り切るかだな「ねえ?どうして分かったのか聞かなくて良いの~?」ニヤニヤとこちらを煽って来るやっぱコイツ終わってるわ……まあ聞くけど「どうやって分かったんだ?」



「多分あの指示を出さなかったら君反転させてコイン出したでしょ?」「あぁそうしてた」「そうだな~君の事をあの時見て無かったら負けてたかもね」「……そうか」



「じゃあ次は私の番」コインを弾き先程俺がやったのより明らかに分かりやすく取りやがった「……」「さ~~てどっちだ?」こちらを挑発するかの様な表情で選択を迫って来た



「……はぁ降参だ」「何でですか?仲月さん!?」「じゃあ君たちの宿泊はここで決まりね~」「それなら続き私にやらせて下さい」「錦戸悪い事は言わん止めとけ」



「全然良いよ」「……」「じゃあもう一回投げなおす?」「いえ、そのままで大丈夫です左ですよね?」どうして?仲月さんは諦めちゃったんだろうまさかさっき仲月さんがやったみたいに左右に持っているから?



 それとも……「正解」あれ?当たった「じゃあ次は表裏どっち」私はあの時しっかり見てた答えは表(表)(ゲータも見てた?)(えぇ絶対に表でしたね)



「表です出すときは」「うん、分かってるよ~」仲月さんと同じやり方でスニージアさんはコインを出した反転はしていないのであれば確実に表なはず



「…嘘」コインは裏だったありえないはずなのに目の前にその光景は起こっている「ホント性格悪いなお前」「一体どういう事なんですか?」「からかわれてるんだよコイツに」



「あ~指差してる~サイテー」「最初のどちらかもコイツがその気になってたら……」「やっぱ分かってた?」「何となくな」錦戸が何かを考えていたが「錦戸何回やっても勝てないこのゲームは受けた時点で負けが確定してたんだよ」



「…分かりましたよ」プイッと顔を背け綾瀬の方に向かって行った「あーあやっちゃった」「他人事だな誰のせいだと思ってんだ?」「綾瀬ちゃんを妊娠させた状態で性別変えたりしたらどうなるのかな~?」



 うわー聞いてねぇ…しかもさらっと非道徳的な事言ってるし

 こうしてその日泊まる事になったのは良いんだが「……おい」「何?」何?じゃねーよ「少し話そうよ」



 馬乗りの状態でそんな事言われてもな「まずどけ」「何か扱い酷くない?今までそんな言い方された事無いんだけど」「喜実紀達の元いた世界の事話してよ」



「……分かったどけ」「話したらどいてあげる」同じ世界から来たと思っているのか?実際アイツ等と同じ時代だったのか正直分かっていない「そうだな……」



 俺の知っているだけの事を話した国…人種…文化ありとあらゆる事を話した「へぇ~少し行ってみたいかも」「来たら重宝される代わりに色々面倒な事になるぞ」



「そうなんだ」「……おい」何故か身体を前方に倒し腕を首に回しスゥスゥと寝息を立て始めた……抱き枕が一体どんあ気持ちなのか少し(わか)りながら眠りについた

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