ボンカスト編 第2話 一人追加の合流
顔は見えなかった声からして女だろう俺は早めにその場を少し離れ民衆に紛れた背後しか見えないが黒髪の女が見えた「……」
周囲がざわつき始めたがそんな事を気にせず何かをしている【おい、あの人って…】【あぁ第一席の……】【相変わらず寡黙しかしそれが良い!!!】全く何を言っているかわからんこれ以上ここにいても無駄だな……
その場から抜け出しとある店を探しに行った数十分後「恐らくここだろうな」ドアを開け♪~と鈴の音と共に中に入る
店内からは程よいイーストに似た良い香りがする丁度持ち帰る客の袋を見て目当ての店だと確定した…のは良いんだが【八銅貨になります】
やはり何を言ってるか全くわからん【ありがとうございました~】どうやら目的の商品は結構人気のある商品のようだ
バットに一つ取り会計に進んだ……「……」【こちら二銅貨になります】「……」【あのお客様?】「……」【はい、二銅貨頂きますそれと袋入れときますね】「……」何か言われたので会釈をしたその時何かを察したのか
「もしかして話せないんですか?」「……」また何かを言われたのでもう一度会釈で返す「こちらどうぞ」
商品を受け取る際「そうだったんですね、この国にはある人がいるのでその人の所に行ってみて下さいきっと治してくれると思いますよ」
……さっぱり分からないがとりあえず会釈しておくか「ありがとうございました~またいらして下さい」再び鈴の音と共に店を出た……他の客の会計を見ていたお陰で特に問題なくいけたな
アイツら何処に行ったんだろうな予想しながら歩いていたが錦戸のスキルで連絡があり大体の場所を教えられた「そっちから来てくれるっていう選択肢は?」「女性に迎えに行かせるとか何考えてんの?らしいです」
「……」何故アイツが独身を拗らせているのかが良く分かった……数十分探して見つけた「あっ仲月だ…え?」「仲月さー……ん」「あんた遅いわよ」「無茶言うなよ」
「それ?何?」「半分食うか?」袋から買って来た物を出し割って綾瀬に差し出した「いただきまーす」「……」やっぱ原因はコレで間違い無さそうだな「これ!美味しい中にピーナッツみたいなの入ってる」
「聞くの忘れてたが綾瀬、食べ物にアレルギーもって無いよな?」「うん、何も無いよ?どうかしたの?」「いや、なら良いんだ」
「じゃあ宿探しに行くか?」「ところで仲月さん?その方は一体どちら様ですか?」「???」その時背中に柔らかい感触……肩に手を回され聞き覚えのある声で【じゃあさ、君達うちに来なよ?】「?」「はい?」「えっ?」
「なあ?一体何言ったんだ?」「あれ?あんた何言ってるか分かって無いの?」「全然わからん」やはりコイツは有名なのか様子を見ていた周囲がざわつき始めた【あの人Drクラブの……】【喋る姿初めて見たかも】
「仲月さんこの人有名な方何ですか?」「何て言ってるんだ?」「Drクラブとか言われてますね」「何だそれ?」「私も知らないですよ」「てか?君?本当は気付いてたでしょ?」「何の事だ?」
「だって定期的に見てたでしょ?」これは誤魔化しても意味無さそうだな「……気付かれない程度にしてたんだがな」「……一旦場所変えよっか?」「出来るならそうしたいな」「じゃあついて来て」
そしてとある場所に案内されたのは良いんだが【何?コイツ?】【さあ?何なんだろう?でも殺そうか?】【そうだね】どうしてこうなったのか大体二十分程前に遡る




