第十七話 簡単な説明
「仲月~?」「…何だ?」「正直全然分かんなかったから説明して」「…分かった」歩きながらあの時何があったのかを説明する「まずアイツの能力が分かった所からだな俺の手、切り落とされただろ?」「何かあの後生えて来たけど」
「その後アイツはお前たちの方に行くのにもう一回能力を使って移動しただろ?確かにその時は血が落ちて無かったんだが何故か不自然な一滴が落ちていたんだあと、ほんの少しだけ血の広がり方が違う様に見えた」「じゃあどうやって腕を生やしたの?あんたってプラナリアだったっけ?」
「プラナリアなら腕からも俺が増殖してるだろ?錦戸に治して貰った」「治して貰ったってあんた何も玲那に言って無かったじゃん」「確かにそうだじゃあ何で出来たのかそれは本人にやって貰えば分かるだろう……錦戸、綾瀬にも同じ事してみてくれ」
「了解で~す」「え?何?」「……」「……」「実は昨日先にお前が寝てる時にな」――
(仲月さんおーい仲月さ~~ん)疲れてんのか?俺?錦戸の声が脳内再生されてるんだが(何だ?綾瀬に●●●されそうにでもなったか?)どうせ幻聴だから適当に最低な事を言って見たのだが(●●●って何の事ですか?)
あらやだ、どうやら聞こえてしまっていたようだ……ちょっと待て確かアイツ十四だったよな?(錦戸さっきの言葉の意味分かっていないのか?)(はい、分かんないです良かったら教えて貰えませんか?)(あーさっきのは忘れてお前は純粋のままでいてくれ)
(教えてくれないんですか?じゃあ晴ちゃんに聞いてみようかな?)(俺がアイツに殺されちゃうんで勘弁して下さい)(てか、さっきからコレ?どうやってるんだ?)(さっきスキル≪念話≫を取得したんで試してみたんです)(漢字で何て書いてるんだ?)(念話ですね)
(そうか…会話できる制限距離とかが分かると良いな)(多分結構あると思いますよ)(……仲月さんあんまり夜更かししてはダメですよちゃんと寝て下さい)(……はい、寝ます)その後は特に声が聞こえなかったので念話を切ったのだろう……明日生きられるか?俺?
―「あの場面で気を利かせて錦戸が念話を使ってくれたから作戦通り、あの毒を治療薬と思わせるため飲んだと同時に治して貰ったって訳だな」
「まあ納得した」「そうかそれは良かっぐヘッ」「あんた玲那に何て事言ってんの???」「聞こえてないかな~と思って」「何言ってんの???」ダメだなこれ何言っても怒られるわ「何の話ですか?」「なんでもないよ~ただちょっと仲月と話があるかな~ってだけそうだよね?ね?」
「……はい」その後俺は綾瀬の説教をリスニングしたまあ今回上手く行ったのは錦戸が無詠唱で魔法が使えるからってのもあるが……「……」「……」……どうやら対象に取れる人間は一人だけらしいなので「……」「……」目的地に着くまで
俺を置き去りにした完全に二人の念話世界に入ってしまったようだ




