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パジャン島 復讐編 六

 キィィィィンと刃同士が反発した音が鳴り響き攻撃が弾かれた…確かに首を切ったはず…いやそれよりもあの攻撃を防いだのか?「ユリさん?君は一体?」そんな俺の質問に対し「それで?どうして殺したんですか?」



 脳裏にあの時の記憶が蘇る彼女を切ったという記憶それにあの感触がまだ手に残り続けている…「もうそれ以上思い出させるな」目の前にいる彼女が目障りに思えた早く始末しなければもっと深く聞いて来る



 再び刀を振るしかし弾かれる「ちっ」何だ?この違和感まるであの時の…更に攻撃を重ねるが難なく防がれるそして気付いた今誰と戦っているのかを「まさかお前が生きていたとはな…仲月」「仲月?一体誰の事でしょうか?」



「隠す必要無いだろ?一つ聞いておきたいんだが?お前何をした?あの後この目でお前の焼死体を見たんだぞ?」「答えてやっても良いがそしたらこちら側の質問にも答えてくれよ?」



「あぁ良いだろう」「簡単な事だ俺の仲間に蘇生が出来る奴がいるただそれだけだ」そうなるとあの二人の内のどちらかが奴の言っている人物なのだろう「それで?何で二人を殺したか」



「そうかあのキキョウと言う女も死んだのか確かにあの傷では助かる見込みは少なかったが…そうか」「あの日俺は彼女に自分の気持ちを伝えたその結果が今の状況だ」「…正直俺には今のお前はただの負け犬にしか見えないな」



「あ?」「そりゃそうだろ?巧人が来る前に一体どれ程時間があった?もっと早く言えば良かったんじゃねーかってな」「…あの時も同じような事を言われたな「もう友達としか」クソ嫌な事思い出させやがって」



「さて、話はこの辺にして始めようか」「あぁそうだなお前という人間が大体分かったからもうどうでも良いや」何故だあの時よりも俺は緊張してしまっている一度は勝ったはずなのに何故だ?



 一瞬で距離を詰められ互いの刃がぶつかる「勝負の最中に余計な事は考えない方が良いぞ」刃が重いだがそれを跳ね除け一瞬の隙が生まれそれを逃す事無くとらえたはずだったがこれもいとも簡単にかわす



 そんな攻防を続け数回刃が身体をかすめた…ここに来て俺は奴に遊ばれているのだと気付く「仲月…貴様それ程の実力がありながら何故?あの時負けた?」



「…」俺の応答に奴は答えなかった「そうか…なら本気を出してやるよ」「はぁ…アイツ何でこんな奴にそんな良い刀を渡したんだか」「お前ホントいい性格してるな」「褒め言葉どうもありがとう」



 あの試合中には見せた事のない技俺が編み出した剣技を…気を集中させ力を籠めそして放った「…一つだけ言い忘れてた事がある…お前のその技は既に前の世界で存在する技なんだよ」



 奴からの一瞬の斬撃かわす余地も無かったその時悔しいが奴の容姿も相まって思ってしまった…美しい…自分では気づかなかったが俺の愛は歪んだ愛だったのかも知れない薄れゆく意識の中俺は言葉を振り絞り「さぁっさんしぃん」そう彼女の名を呼んだ

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