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【詩集】巡る想い  作者: 日浦海里
9/16

巡る季節

何度も君と巡ると信じていたその季節は

君のいないままにまた巡る


頬撫でる風が優しい季節

花開く季節がまた巡り来る


あなたに想いを伝えた季節

あなたと想いが通じた季節


心の奥に埋もれていた

小さな小さな想いの花は

春の陽のような想いに触れて

雪溶けるようにその芽を出して


優しい言葉は春の雨のように

私の胸の内に染み込んで


ほんの少しずつ想いは育ち

やがて蕾は花開く


小さな花に気づいたときは

ただひたすらに戸惑ったけど

あなたに包まれ育った花は

いつしかいくつもの種に変わって

気付けばあなたへの想いの花で

私の心は一杯だった


あれからいくつかの季節が巡り

秋も、冬も、過ごしたけれど

それでも春は巡り来るように

想いの花もまた、花開く


空の先にいた優しい日差しは

今はすぐそばの温もりになって

どんな季節でも、どんな空でも

その優しさで見守ってくれる


頬撫でる風が優しい季節

あなたが居てくれる幸せな時間

最後までお読みいただきありがとうございます

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