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我等、はみだしテイカーズ!  作者: なろうスパーク
はじめに編
3/108

モンスター図鑑

【リククラゲ類 (スライム)】

ダンジョンに出現するモンスターとしては最もポピュラーであり、今まで何種類もの種が確認されている。

地球のクラゲと共通点を持つが、名前の通りの陸生である。

これは、魔力によって体内の水分を固定する為であり、その特性上、魔力の薄いダンジョン外では生きていけない。

枯れた植物や、他生物の死骸を餌としており、ダンジョン内の生態系のピラミッドでは下方に位置する。

なお一目見た外見こそ、ファンタジーRPGに登場するスライムそのものだが、液体状にはなれず、下部には吸盤のついた短い触手が存在する。



【ヤモリザル科 (ゴブリン)】

上記のリククラゲ(スライム)共々、ダンジョンに出没するモンスターの有名枠の一つ。

体毛はなく、ヤモリを人型にしたような見た目をしているがれっきとした哺乳類であり、とくに猿に近い特徴を持つ。

が、知能はあまりいいとは言えず、多くの場合性格は獰猛であり、ニホンザルやチンパンジーのように人間に懐く事もない。

雑食性で生命力も高く、街中に住み着いたり、通行人に襲いかかるといった事件が多発している。



【ダイダラムカデ科 (アーマーセンチピード)】

最大10mにもなる、巨大なムカデ。

通称の由来でもある、銃弾すら通さない強靭な甲殻を持ち、米軍一個師団を壊滅させたエピソードはあまりに有名である。

多くのムカデのように牙に毒がある他、口から強酸性の体液を吐くが、これは本来補食対象を溶かして食べやすくする為の物。

この体液には強い可燃性があり、アフリカに潜伏していたテロリストがこれを元にして火炎瓶を作っていたという。



【ホネカマキリモドキ科 (スケルトン)】

人間の骨格に似た外見を持つ、昆虫モンスター。

人骨に擬態している理由は、元いた異世界の環境が関係しているとされている。

カマキリに似た生物から進化したとされ、両手に鎌状の爪を持つが、羽根は退化している。

肉食である他、鉱物を取り込む事で甲殻を形成するという特徴を持つ。

また、その筋組織には「生体磁石」と呼ばれる機能があり、身体を欠損しても他個体や同族の死体から欠損部分を補充する事が出来る。

通常は2m以下の個体が多いが、高難易度ダンジョンでは3mほどの個体が現れる事も。



【ショウジョウコウモリ類 (オーク)】

豚か猪のような頭と、ゴリラのような身体を持った大型のモンスター。

その体格からは想像できないが、なんとコウモリのような生物から進化したとされている。

その為か明るい場所を嫌い、夜中かダンジョン内で行動する姿が目撃されている。

数十頭の群れで行動し、強い同族意識を持つ事でも知られ、オークの子供を連れ去った結果村一つが壊滅した「オークベイビー事件」はあまりに有名である。

また、歳を重ねた大型の個体は「オークロード」と呼ばれる。



【ドラコーサウルス類 (ドラゴン)】

共通して40m以上の巨体と、戦艦の主砲ですら傷つかない体表、鉄骨のビルをも破壊するパワーを持つ、規格外のモンスター。

研究の結果、なんと恐竜のような生物から進化したという事が明かされた。

かつてアンゴルモア・ショック時に様々な個体が地上で暴れまわり、いくつもの都市を壊滅させた後、地下深くで眠りについた。

これらの存在が確認されている物に関しては、国連政府の厳重な監視の元、研究が進められている。

様々なタイプが存在するが、いずれも脊椎動物の常識に当てはまる姿であり、よくドラゴンと聞いて想像されるような「一対の四肢に翼が生えた姿」の物は、現在確認されていない。

また、その「怪獣」としか思えない特徴からか、日本語圏内では独自の通名がついている。

(例 ロックドラゴン→ロックキング、シーサーペント→シーギラス、等)




【ゾンビ】

厳密にはモンスターではないが、便宜状ここに記載する。

マジックアイテム「ネクロマンサーヘッド」によって、周囲にある動物の死骸(食肉・骨を含む)が結合し、誕生する疑似モンスター。

鋭い牙や爪を持つが消化器官は存在せず、また必ず人型になる事から、異世界の文明はこれを安価で作れる兵隊=兵器として扱っていたと推測される。

また同じ食肉でも、一度口の中に入った物は変化しない。




【ヨロイグモモドキ(タラテクト)

蜘蛛のような外見のモンスター。

だが糸は吐かず、その身体は強固な攻殻に覆われており、対象に飛びかかると同時にナイフのような爪で切り刻む戦法を得意とする。

ヨロイグモモドキという名やパグールス・テレストリスという学名からも解る通り、実は蜘蛛ではなくヤドカリやヤシガニに近い甲殻類。

産卵も地上で行い、幼生ではなく所謂稚ガニの状態で生まれてくる。




【エルフ】

2012年の6月14日に、ニューギニアの奥地にある遺跡でミイラの状態で発見されたモンスター。

人間のような骨格と脊髄を持ちながらも、その特徴は蝶や蛾といった鱗翅目という奇妙なモンスターであり、まず自然発生では生まれない種とされる。

一部では異世界の文明が産み出した人造生物という説があるが、生体所かミイラで発見された個体以外が見つかっておらず、研究が未だに進んでいない謎多きモンスターでもある。



【ドッペルゲンガー】

元は自分自身の姿を見る幻覚・怪奇現状を指す言葉であるが、転じてあるマジックアイテムの名前として使われている。

これはマジックアイテムであると同時に生物、つまりはモンスターであり、アメーバに近い特徴を持つ。

単体では何の力も持たないが、他の生物に寄生する事で、対象の生物に触れた物の複製を作り出す能力を付加する事ができる。

当然ながら、自然界で発生しうる生物とは考えにくく、前述したエルフのように異世界の文明で産み出された人造生物とする説が有力である。




【???】

詳細不明。

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