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プロローグとただただ思いついたことを書いただけ
夜は冒険の世界だ!
今朝零した珈琲が染みた畳へ寝転がるのは私。
私の頭のすぐそばには青く冷たい光を放ったスマートフォンからはそう賑やかな音とともに愉快な声が放たれていた。
真夜中ってなんだか楽しい。
心が愉快になる。
寝転んでぼーっと退屈に過ごすのもなんだか疲れた。
私はのそのそと立ち上がり近くの椅子に乱雑に置いていた黒いコートを羽織る。
そしてそのまま洗濯物を干すだけの簡易的なベランダへ行きゆっくりと柵を跨いだ。
何をしているか…だって?
あはは。大丈夫大丈夫、死にに行こうだなんて考えていないよ。ただの散歩だよ。
この部屋があるのは幸いにも2階。運動神経の良い私は足を傷めることもなく降りる事が出来る。
「よっ…と」
躊躇いもなく飛び降りる。
世界が廻る。
私も廻る。
夜は今日もやってきた。