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六面世界  作者: チムカタ
3/3

3話

「・・・」


 ただいま飛馬は、すんごい状況にある。



「・・・・」


 道路の縁にある溝の中にいるのである。

「奴はどこいった!!。」



「ああ、なんで一発蹴られたぐらいでここまでするのよ。」


「ほんと、もっともだ。」

「ひゃっ」

 いきなりの声だったため驚くだろうが、その声の主が主だからさらに驚く。


「勇・・・君?」 


「おうっ、そうだ、 昨日の奴らの仲間が追ってきてさ、とりあえず逃げている。」

「ってどっから来たの? ここ、音もなしに入れるようなとこじゃないわよ!」


「ちょっと黙って、・・・・・追いかけられてるんだぞ今は、とにかく静かにして。」






 しばらくすると、飛馬の目にとんでもない物が入ってきた。


「お姉ちゃん!!」


 そこには、先ほどとは違い、走らず、歩いて動いている奴らが居た。少し前と違うというならば、その手中には、飛馬の姉が捕まっている。捕まってるなだけに、口にガムテープあり



「・・・・・・あっ」


 実は先ほど飛馬は飛び出してしまった。




「見つけたぞ!!」


「ちょっと、あたしの姉を離してからにしなさいよ。」


 見つかったからには自分の体力では逃げられないと悟ったか、えらく強気の態度で挑むが、

「女ぁ、てめぇキサマ、昨日はよくもなぁ。」

 

 こいつ、めんどくせぇタイプだな。


「実際蹴ったの俺だし。」


 ヒョウヒョウと溝から出てきたのは勇であった。


「とりあえず気ぃ失わせてでもここから逃げる!!」


 


 



 

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