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争い


「お前いい加減にしろ!!」追いかけてきた

男の先生の怒鳴り声に

思わずビクッとする。


「ちっ…梓!!

お前自習させとけ。

俺ちょっと行って来る」

「は、はい…」

矢田先生の声に

おどおどしながら頷く私。

でもこんな状況で自習は…先生達がすぐ側の窓で

怜を抑えてる。

暴れ続ける怜…

こんな状況で自習ができるはずもなく

私たちはただただ

その様子を見つめていた…


「お前ふざけんなよ!!

いい加減にしろ!!」



その怒鳴り声に教室中が

静まりかえった。


矢田先生…?


そこには

今にも殴りかかりそうな

矢田先生の姿があった。


初めて先生の

あんな姿を見た気がした…言葉使いは悪くても

生徒に手をあげたりは

絶対しない人だから…


「矢田先生…!!

抑えてください!!」

男の先生が必死に

矢田先生を抑えている。


「放せ!!

お前には関係ねぇだろ。」本気でキレてる先生…


私たちは誰一人言葉を

発することがなかった。

というよりできなかった…驚きと怖さが

興味心より勝っていたから

「矢田先生

やめてください!!

先生には

家族がいるんですよ。

抑えてください!!!!」

男の先生の言葉に

先生はゆっくり目を伏せた

「おい!!怜、来い…」

怜は他の先生たちに

連れられて校長室へと

向かっていった…


争いが終わった後の

化学室。

校庭で体育をしている

生徒の声だけが

楽しそうに響いていた…

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