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いい先生



「咲〜待ってよ!!」 

「梓早くっ!」

私には友達が出来た。

山下 咲。

あのとき私が勇気を出して話し掛けた女の子だ。

「部活どうする…?」

実は今日までに部活届けを提出しなくてはならない。

「私テニス部!」

「うちも〜」

そう言って私たちは

微笑みあった。

実は私、小学生の頃から

テニスをしていたんだ。

だからテニス部に

入ることは

ずっと前から決めていた。

「それじゃ担任に出しに

行かなきゃね」

私と咲は入部届けを持って担任の矢田先生のもとへと向かった。

「矢田先生〜」

私たちは遠くにいる矢田先生のもとへと駆け寄る。


「なんやでこぼこコンビ」そういって先生が笑う。

私と咲の身長は10センチ以上違う…

「先生ひどい!小さいの

気にしてるのに…」

遠回しにチビと言われたみたいで

私は先生の前ですねて

みせた。

「うそうそ!ごめんね梓」そういって先生が私の頭を優しくなでた…

「別にいいですよ…」

なぜか恥ずかしくなって

思わずうつむいてしまった 

「それで

おまえら何の用だ?」

そう言って首を傾げる

先生…

「あ…入部届けを…」

そういって私と咲は

入部届けを手渡した。

「おー

テニス部か!頑張れよ!」私たちは先生ににっこり

微笑んでみせた。




「なんか矢田って

おもしろいよねー」

帰り道。

咲がこう言い出した。

確かに私もそう思う…

今まで出会った先生とは

ちょっと違う。

「私矢田先生好きだな」

私はそういって咲の方を

見た。

「え?趣味悪い〜」

そういって笑う咲。

「違うよ!!恋の方の

好きじゃないからねっ!!」

「わかってるってば〜」


そういって私たちは

また微笑み合った。

確かに先生は好きだけど

恋とかじゃ全然違う…

だって私には

とても

好きな人がいるから…

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