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嫉妬


しっと【嫉妬】

愛する人の心が他へ移るのを憎むこと。自分よりすぐれた人をうらやむこと。


私の視線の先には

矢田先生と私の友達が

仲良く喋ってる姿がある。


この前の出来事から

一週間。

私は

平凡な日々を送っていた。


あれ以来先生とは

二人っきりでは

会っていないが

メールをしたり

授業で顔をあわせたりと

接点はいくつかあった。


正直のところ

私はまだ自分の気持ちが

わからない……

好きといえば

好きだけど

その気持ちが

恋愛感情かどうかは

自分でもわからなかった…



さて……

そんな私だけど一つだけ

気にいらないことがある。それは

私の視線の先にあった……


先生が他の子と

仲良くしている……

これは本当しょうがない

ことだとわかっている。

教師という立場上

しょうがないことだ。

しょうがないことだけど…


先生何で

そんなに笑顔なの…?

何でそんなに

楽しそうなの…?


何で私にするみたいに

その子の頭を

撫でてるの……?


「やだぁ…!!

矢田先生ってばぁ!!」


その子の笑い声が

はっきりと聞こえてくる。その状況から

目がそらせない……



やだ……

やめてよ……

見たくない……



「梓ー!!

教室戻ろう〜!」




「う…うん!」


私は咲の声で

我にかえった……




これは……

『嫉妬』だ……

私、先生が他の子と

仲良くしてるの見て

嫉妬してしまった。


まだ胸の辺りが痛い……


私は胸を押さえつつも

必死に咲の後に

付いて行った……

さっきの出来事を

ずっと

頭に焼き付けたまま……



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