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新たなスタート


季節はだいぶ

春らしくなってきた。

桜の花が今にも

咲き誇りそうだ……



「本当ごめんな…」

「いいって!!ありがとう」


私はそんな季節に

振られた……

初めての恋は

呆気なく終わってしまった


そういえば

誰かが言ってたな…

初恋は実らないって……



「梓〜よく頑張ったよ。

えらいえらい……」

そう言って咲は

私の頭を撫でてくれた。

「ありがとう…」

不思議とそこまで

悲しくはなかった……



「それにしても

また同じクラスになれて

よかったね〜!!」

そう言って私は咲に

微笑んだ。


今日はちょうど

クラス替えが行われた。

私もやっと二年生。

藤田とはクラスが別れた。まぁ振られたから

むしろよかったかな…


そして先生も

私の担任じゃなくなった…正直の所ショックだった…私の担任は

ベテランの女の先生。

矢田先生は私の

隣のクラスの担任になった



「はぁ……」

思わずため息がもれた。

「幸せ逃げるぞ!!

うちは梓の側に

いるんだからねっ」

咲のそんな言葉に

とても励まされた。



よし…

今から頑張るか……!!




家に帰ると

速攻メールを送った。



『私振られました〜!!』


数分後……

『え?何で?大丈夫?』


質問責めだな…

先生らしいけどね。


『大丈夫大丈夫!!

全然平気ですよ〜』


ちょっと強がってみせた。先生には心配かけたく

なかったから……


『本当に大丈夫か?

梓らしくないよ…

俺、梓に謝らなきゃ

いけないことあって…

担任になれなくてごめんな俺のクラスにくださいって頼んだけど

ダメだったんだ……』



先生……

そこまでしてくれたの?

私がこの前メールで

先生が担任がいいって

言ったから……?


ありがとう……



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