ラブレター
「書けた!!」
思わず大きな声を
出してしまった……
「見せてみ?」
私は手紙を咲に手渡す。
「いいんじゃない!!」
私は咲の声に
笑みがこぼれた。
そう……
私が書いてたのは
『ラブレター』
藤田に渡すための
ラブレターを書いたんだ。もうすぐで
一年生も終わる。
告白なんて初めてで
直接は恥ずかしいので
私は手紙にしたんだ。
「それにしてもいきなり
決心したねー」
そう言って不思議そうに
私を見る咲。
「いろいろ
あったんですよ!!」
私はそう言って手紙を
握りしめて立ち上がった。
「それじゃ机の上に
置いてきますねー!!」
「行ってらっしゃい」
私はダッシュで藤田の
机の所へ行き
手紙をゆっくり置いた。
さいわい教室には
誰の姿もなくて
私はちょっと安心した…
「矢田先生〜」
声がしたほうに
目を向けてみると
矢田先生が女子生徒と
ふざけあってる
姿があった……
その姿を見て
思わず
駆け出してしまう私……
なぜかわからないけど
胸がズキッてしたんだ…
「梓お帰り〜」
「お待たせ!!」
「それじゃ部活行こっ」
私は咲と一緒に荷物を
まとめた……
廊下を歩いていると
後ろから
先生と女子生徒の笑い声が響いていた。
いつまでも……
いつまでも……
『私告白しましたよ!!』
家に着くと真っ先に
先生にメールをした。
『そっか!頑張ったな
えらいぞ〜!!』
先生からのメールを
見てなんだか嬉しくなる。
『ありがとうございます。そう言えばもうすぐ
クラス替えですね……
また先生が
担任だったらいいな〜』
ちょっと甘えたメールを
送ってしまった。
図々しかったかな……
『俺もお前の
担任になりたい。
お前は俺の
お気に入りだからさ!!』
先生、それは
どういう意味ですか…?
よくわからない……
でも唯一わかったことは
私は先生に
ドキドキしてる……
だけど何で?
私が先生を
好きになるわけがない。
まさか…ね……?




