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男たちの馬鹿な日常  作者: 附箋
8/9

最近雪がやばいですね。

 ……暇だな。


 とてつもなく暇だな……。本当にこの店やっていけてるのか素晴らしく気になるほど暇だな。

 ゆーて先輩にそのこと聞くと笑って大丈夫としか言わないしこれダメな奴だねいつか潰れるねこれ。


 経営難でつぶれるってか今すぐ物理的に潰れそうなんだけどね。


 「おーい一ノ瀬!んなところでさぼってないでこっちで雪合戦しようぜー」


 /(^o^)\ナンテコッタここの責任者がいの一番に遊ぼうとしてやがる。


 まだ除雪するから手伝えならわかる。除雪しとかなきゃ車も通れないし危ないし雪の重さで今にもこの店潰れそうだし……除雪ならわかるんだけどさぁ。


 「……」


 パーン


 「いって!」


 なんかとてつもなくイラッとさせられたので足元にあった雪をそれなりに硬くして先輩の顔面に投げつけた。

 予想以上にいい音をかもし出していたが大丈夫先輩なら死んでいない。ギャグ要因だから。死んでも次の話にはケロッと生き返ってるさ。ナムー


 「殺す気か!一ノ瀬!!!」

 「死んで……ないだと!?」

 「なぜそこに驚くのか小一時間問いただしたい。小一時間じゃ足りんな12時間くらい問いただしたな」

 「半日もだと!?ふざけているのか!俺の貴重な時間を貴様にくれてやるつもりはない!」

 

 まったくなぜ俺の貴重な時間をこの先輩なんぞにくれてやらねばならんのだ。


 「お前……俺に敬うって気持ちはないのか?」

 「あると思ってるんです?」

 「少しくらいあると思っていた全俺が泣いた」


 古いなぁ久しぶりに聞いたぞ。まだ使うやつがいるとわ……


 「んで?何でいきなりあんなの投げてきたんだ?」

 「え?雪合戦がご所望なんでしょ?」

 「ばっかただ雪合戦するんじゃねーんだよ。いいか?道にある雪を可能な限り集めるんだそしてそこから雪合戦の準備が始まる」


 道にある雪を店に集めて雪合戦しようってか。

 

 「確かにそれなら道の雪はなくなりますねー」

 「だろぉ?いいアイディアだと褒めていいんだぜ?」

 「んー、褒めれませんね」

 「……なぜだ?」


 先輩が若干不満そうに俺に聞いてきた。


 答えは簡単だろう。店的に何の解決にもなっていないんだから。


 「道の雪を店に持ってきたらお客さんが店に入れないでしょ」

 「……」


 何故か盲点だったと言わんばかりに目を見開き悔しそうにしていた。


 やっぱり先輩は先輩だなぁっと再認識しましたとさ。 


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