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男たちの馬鹿な日常  作者: 附箋
6/9

懐かしいゲーム1

 部屋を掃除していたらなんか懐かしいゲームが出てきた。


 そも、なぜ部屋を掃除しているのかというと。



 「兄さん、どうせ年末も仕事で家にいないんですから今のうちに掃除してください」

 「妹よそんな殺生な事を兄に対していうものじゃないぞ」

 「兄さん……童〇奪いますよ」

 「さーて張り切って掃除しちゃぞ!」


 なんて会話があったからだ。ほほえましいだろ?


 あの妹だ本当に奪いかねん。

 だって掃除を始めた途端ちょっと不機嫌になっていた。おかしいな、掃除しろと言ってきたのはそっちだろう?俺は素直に掃除しているだけなのに。


 「兄さんは私の事が嫌いなのですか?」

 「嫌いとか好きとかじゃなくて俺たち兄妹だ」

 「でも義理ですよ。大丈夫です。お父さんもお義母さんも賛同してくれました。それに隣の山本さんや富田さんも楽しみにしていますよ?」


 ハハハ外堀を埋めてやがるぜこいつ。確かに兄である俺からしてもこいつは可愛いと思う。それこそお兄ちゃん!とか呼ばれたらもうやばいなって思うくらい。

 でも、それはそれこれはこれ。


 ま、そんな義妹の戯言を聞き流しながら掃除を進めていくととあるゲームを見つけた。


 あの伝説の四角いゲームである。置き型のゲーム機。なんか知らないけど後ろにとってがついていてとても人を殴りやすそうな形をしている。


 よくゲーム〇ーイは鈍器だ!とか聞くけど何が鈍器なのかいまだにわからない。こっちの方が鈍器だよ。


 持ってないからそんなことが言える?馬鹿言っちゃいけないよ今でも現役バリバリだ馬鹿野郎。


 「なぁ、掃除が終わったら兄ちゃんとゲームしないか?」


 そうして義妹とのゲーム対決が静かに幕を開ける。



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