ガソリンスタンド5
バーンバーンバーン。
ガンッガンッガンッ
「おー朝からうるさいなぁ」
「先輩もう昼過ぎてます」
世間一般では3時のおやつなどで知られる時間帯をあさと言いやがった。
まったく、これだから髪がつんつんしてんだ。
「髪は関係ないって言ってんだろぉ」
「読心術なんていつの間に覚えたんですか先輩いらないのでさっさと忘れてください」
「流れるように否定したな。少しくらいほめろよ」
「流石俺!」
「違う!」
褒めろと言ったから褒めたのに。
「んで?ハンマーとなんだ?その先端の平たくとがってるやつで何やってんだ?」
「なんで先輩がわかってないんですか。あんたの店だろここ。ちなみに俺もこれの名前知らんっす」
「ハハハ。なんだ知らないのか」
殴っていいかな?すごくイラッと来る笑い方だよこの野郎。
「ドラム缶捨てるために上を外すんですよ」
「へー」
へーって。
「俺にもやらせて!」
「いいですけど手、打たんでくださいよ」
「おう」
ガン、ガン、ガツ
あ
「~~~~~~~」
「言わんこっちゃない」
思いっきり指言ったな。痛そう。
「帰る」
「いじけた子供か」
まったく。仕方ない先輩である。
「あとは俺がやりますから」
そしてまたドラム缶を殴りつける音が響くのであった。
落ち弱っ!