ガソリンスタンド1
連載の仕方を間違えたため上げなおしました
「はぁ、今日も仕事か、かったりーな」
今日も今日とて仕事をやりに来た。
とてもめんどくさい。帰りたい。でもやらなきゃお金がもらえない。
「先輩おはよーございます」
「おう、おはよ」
すでに来ていた先輩に挨拶をしてタイムカードを押す。
ウィーガジャ!
何度も聞いても壊れそうな音を出しながら時間を押してくれるこの機械。まだ頑張れそうだ。
「よし」
さて、タイムカードも押したことだし。
「先輩、帰っていいっすか?」
「おうふざけんな今来たところだろ働いてけこの野郎」
なんて先輩だ俺に働けとか言いやがる。
「たまにはいいじゃないですか」
「知ってるか?お前そのセリフ何度も言ってるんだぜ?」
なんてこった。既に使用していた手口だったとは。しかも何度も。
「そんな細かいことはいいじゃないですか先輩。そんなこと気にしてるから髪の毛がそんなにつんつんしてるんですよ」
「細かくねーし髪がつんつんしてるのは癖だと何度も言っているだろ」
「それにですよ先輩」
「なんだ?」
俺はここでどうしようもなく変えることのできない事実を言う。
「今日もどうせ暇でしょ」
「まぁそうだな」
なんとなく寂しそうにしている先輩を見ながら今日も一日が始まる