出発前夜
更新頑張ります~
その日の夜、俺は1人ダイニングルームで旅に持っていく物の最終確認を行っていた。マジックポーチから取り出していっては目視確認し、また戻す。意味のあるような無いような、そんな単純作業が生来好きなのだ。
作業が中盤に差し掛かろうという時、ウィーリが目の前に現れた。
「ウェルシー大陸に行くんだって?」
「おわっウィーリか。うん、そうだよ。」
「あそこも中々面白い所だよ~。魔族が多いこともあって価値観とか法律もこっちと違うところが多々あるし、見ていて飽きないよ~。もちろん観光名所も沢山あるしね♪」
「へぇ。それは楽しみだ。」
作業をしながら生返事をする俺の目の前でウィーリが腕を組む。
「それとこれは親切心から言うけど、もっと貪欲になろーよ。オリヴィアにもリーシャにも手を出さないし、連君っぽくないよ?」
「あんまり女の子に手を出しても、それからの関係が上手く行くか分からないんだよね。ラノベじゃあるまいし。今までは偶然あの子達が寛大な心を持ってただけかもしれないって考えちゃうな。でもウィーリがそう言うってことはもっとガツガツしても良いのか。」
「そうそう!神様の私が言うんだから信じて!旅の途中でも構わずズッコンバッコンしちゃって構わないからね!」
ウィーリはサムズアップすると左目をバチンと閉じた。
「あ。あの娘がこっちに来ちゃう。それじゃあ最後に、連君が勘違いしてると思うから言っておきたいことがあるんだけど~...」
「ん~?なんだ?」
聞き返すとウィーリは少し言いにくそうな顔をした。
「テュイって大人だよ?」
「まだ起きてらしたんですね。」
ウィーリが姿を消したタイミングを見計らっていたかのようにテュイが目を擦りながらダイニングルームに入ってきた。お、2人だけで話すのはこれが初めてじゃないか...?
「ああ、荷物の最終確認をしてたのさ。テュイはトイレ?」
「そうです。ダイニングルームの方が明るかったので来てみました。」
「そか。ここに居てもする事ないし、寝室に戻って良いぞ?」
「いえ、お邪魔でなければ居させて下さい。少し眠気が覚めてしまったので。」
「りょーかい。」
俺はまた作業に戻る。ふとウィーリの言葉を思い出してメニューでテュイとティーの年齢を確かめてみると、なんとテュイが17歳でティーが10歳だった。エルフは見た目と年齢が違うというのはお約束だが、俺と同い年だとは。今まで子供扱いしてたし、頭が痛くなってきた...
「あ、あの...」
「...ん、なに?」
「その...今まで私やティーを養ってくれて本当に感謝しています...」
「気にしないで。...いきなりだね。まさか、ここから出ていくとか言わないよね?」
「い、いえ!そのような事は...頼れる者も居らず手持ちも無いですし...それで、ですね...」
荷物の確認を終えた俺がテュイの方に頭を向けると、寝巻き代わりのワンピースの裾を握ってソワソワしていた。
「このままなんの対価も払わず養ってもらうのも申し訳なく...なので!私の体でその対価をお払いします!未通女ですが、レンさんの言う通りに動きますので...!」
テュイは決心したかのようにそう言うとワンピースをたくし上げ、中のドロワーズを晒した。
「えええ!?いやいやいや!そんな事しなくてもずっと保護するから!俺なんかで、しかもそんな理由で純潔散らしちゃダメだよ。ちゃんとした人に初めてをあげて?な?」
「イヤ...」
「え?」
「イヤ、です...!」
テュイは俺に抱きついてきた。
「初めてはレンさんにあげたいです...!私は...レンさんの事を憎からず思っています...!レンさんに助けてもらった時、安堵と共に、このまま奴隷商へ売られてしまうかもという不安もまた、ありました。でもそんな事はなくレンさんは親を失った私たち、特に繊細なティーにも気遣い優しく接してくれて...それでいてなんの見返りも求めない高潔さ...それで惚れない女など何処にいるんですか...」
「...」
「お願いします...私を抱いて下さい...」
「むぅ...」
「1度だけでも...良いんです...」
「...分かった。でも、これはテュイやティーを保護してあげてる対価とかではなくて、俺がテュイを抱きたいからこれから寝室に運ぶ。良いな?」
「...!はい!」
「初めては痛いけど大丈夫か?」
「覚悟は出来ています。」
俺は頷くとテュイをお姫様抱っこをし、自室に連れていった。
その夜、俺はテュイを女にした。




