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戦闘奴隷

翌日、一足先に俺は家を出ようと玄関のドアを開けた。するとその先にはキースが腕を組んで立っていた。


「びっくりしたー...おはようございますキースさん。今日はどのようなご用件で?」


「おはようレン殿!いやなに、今日はリヴァイアサンの素材分の金を渡しに来たのだ。確か330万アットだ。本当は342万アットなんだが、街の補修費用とレン殿が来るまで食い止めてくれた冒険者達への報酬で12万アットを元の額より引いた。リヴァイアサンの素材のみでこの金額は前例が無い。頭以外ほぼ無傷のようなものだからな。」


キースさんはポケットに手を突っ込むと小さい袋とそれより一回り大きな袋を取り出し、俺に渡した。それぞれ確認すると大金貨三枚と中金貨三枚が入っていた。


「それではな。」


そう言うと俺に背を向けて歩いて行ってしまった。

思わぬ資金が出来た。これで一段と質の良い戦闘奴隷が買えるかもしれない。




解体所に着くと、ガーランドが暇そうに日向ぼっこをしていた。


「こんにちはガーランドさん、素材買取をしてほしいのですが。」


「おっ、レンじゃねえか。今日は何を持ってきた?」


「ミニドラゴンと亜龍です。それと適当なモンスターですかね。」


マジックポーチからそれらを取り出した。


「おお、一目で分かる程状態が良いとは...!腕がなるねぇ!それじゃあ鑑定するから待っててな!」


ガーランドは起き上がると道具箱を掴み、鑑定をし始めた。




2時間ほど待つと、ガーランドは小さな袋と、宝玉の様な球体を1つ持ってきた。


「まずは金からだ。袋には220万アットが入ってる。ミニドラゴンの分が大半を占めている。それとこの魔玉(まぎょく)...こいつぁミニドラゴンから取れた物だが、ここでは売らないで大店(おおだな)に売りな。声を大にして言えないが、ウェルシー大陸ならかなりの高値で買い取ってくれるらしいぞ。まあウェルシー大陸に行くのは疲れるし何かと面倒くさいから基本的にどっかの都市で売りな。」


「ありがとうございます。」




俺は魔玉の売却先を教えてくれたお礼として小金貨をガーランドに渡すとバルディ奴隷商へと向かった。


店の前にはバルドさんがいて先客のお見送りをしていた。


「こんにちはバルドさん。今日は奴隷を買いに来ました。」


「おおレン殿!ささっ、こちらへ。」


バルドさんは客室のような部屋に案内して椅子に座るように指示をした。


「今日はどのような奴隷をお探しですかな?」


「戦闘奴隷と農業が出来る奴隷が欲しいです。各3、4名程必要です。」


「かしこまりました。それでは戦闘奴隷の方からご紹介させて頂きます。しばらくお待ちください。」


バルドさんは部屋を退出し、その代わりに数分後、給仕らしき女性が果実水と農業が出来る奴隷が書いてある書類を持ってきてくれた。その中から気になったのをピックアップして待っているとバルドさんが10人ほどの男や女の奴隷を隣の部屋に連れてきた。


なぜそれがわかったか...実は俺の目の前には向こうの部屋が見えるようになっているのだ。しかもバルドさんが言うには相手側からは見えないらしい。マジックミラーみたいなものだろう。




俺はその中から3人を選んだ。選んだのは一番目に強いヤツと三番目、四番目だ。

一番目強いのは人族の男性。名前はベルでレベルは一番高い29で歳は49。攻撃に秀でている。元々はとある貴族の近衛兵兼執事で、仕えていた貴族は現在没落してしまったらしい。

ちなみに二番目に強い奴は選ばなかった。どう見てもオカマだ。一目で分かるからバルディさんもあまり勧めなかった。

三番目も人族の女性。名前はスターシャ。レベルは25で歳は28。赤髪で、筋肉なのか脂肪なのかはここからだと断定できないが、Cくらいだとと思う。元々盾職らしく防御に秀でているがそれに伴って力のパラメータも高く、魔物を盾で殴って倒してそうなイメージだ。肌が褐色なのでアマゾネスみたいな雰囲気が漂っている。

四番目は狼人の男性だ。名前はトール。25歳でレベルは20。こいつはとにかく力が強い。筋肉がスゴく、見た目だけで抑止力としては十分だろう。




すぐに3人を購入し、契約をする。3人合計で40万アットにしてもらった。バルドさんに農業奴隷を呼びにいってもらってる間、3人と話すことにした。


「これから貴方達の主人になるレンです。よろしくお願いします。」


「おう!改めて俺はトール、よろしくな御主人!」


「おいトール、言葉に気をつけろ。主殿、老いつつある身ですがこのベル、主殿の剣となり盾となる所存です。ほら、スターシャも挨拶しなさい。」


「堅いな~ベル爺は。レン様、よろしくな!」




その後、これからの俺の予定を教え、警備の時間割の事ををしていると


「失礼します。レン様指名の奴隷を連れて参りました。」


バルドさんはそう言って直接客室のドアを開けた。

2/16修正・加筆

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