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克服

目を覚ますと、空はほんの少しだけ明るかった。俺の横ではすぅすぅとリーシャが寝息を立てている。まだ瞼が重く、今日くらいは良いかと二度寝に突入する。モゾモゾとリーシャが動き始めたが睡魔には勝てなかった。




本日二度目の目覚めだ。目を擦りながら目を開けるとリーシャと目が合った。


「起きられましたかレン殿。おはよう。」


「お、おはようございます。」


リーシャはムクリと起き上がり、伸びをする。俺も立ち上がろうとするが左手が痺れて立ち上がるのに時間が掛かった。




簡単な朝食で済ませ、鎧を着込んで支度をする。


「リーシャさん、この後どうしますか?予定だとこれからもドラゴンとかワイバーン系を狩るんですが...ダメならアクアガーリーに向かいますんで、どちらでも大丈夫です。」


「い、いや!もう大丈夫だ!このまま進んで貰っても構わない。...それと、私の事はリーシャで良い。敬語も不要だ。」


「...分かったよリーシャ。それじゃあ早速行こうか。」


若干まだ苦手意識的なものが取れていないが、それも今から治していけばいいかな。


俺達は亜龍が棲む山へと足を踏み入れた。




今いる山は昨日登った山とは違い岩肌が露出している箇所が多い。そしてドラゴン、またはワイバーンの巣だった、巣である洞窟が沢山ある。縄張り意識があまり無いのか、違う種類のモンスターが結構近くに居たりする。それでも50mは離れているが。


そして俺達は現在既に数匹のモンスターに目をつけられている様だ。その内の一番近いやつが前方から接近してくる。レーダーによると亜龍らしい。


見えたが、なんだろうこの残念な感じ。胴体と頭はドラゴンっぽいのに、足が4つあって翼がない。ぶっちゃけトカゲだ。


「レ、レン殿!前方に亜龍が!」


「了解!リーシャも戦闘に参加して!遠距離からファイアボールを撃つだけで良い!」


俺はアイアンニードルを亜龍の前足2本に打ち込みながらリーシャに指示を出す。


「私もか!?わ、分かった!」


リーシャは躊躇いつつもファイアボールを亜龍に打ち付け始める。


ミニドラゴンとは違って、多少は効いているようだ。



数発打ち込ませたところで俺は亜龍の頭にアイアンニードルを突き刺し、倒してマジックポーチに仕舞う。リーシャはすぐに俺のとこに寄ってくる。




「それにしてもレン殿の魔法と剣は素晴らしいな...!ドラゴンの鱗を安々と貫く鉄の魔法に、これまた水を切るかの如くドラゴンの首を落とせる剣...魔族を含めても屈指の実力者だろうな。」


「いや、俺が凄いんじゃなくて教えてくれた人が凄いんだよ。」


「是非とも会ってみたいものだ。」


「今はどこにいるのか分かりらないけど、機会があったら仲介するよ。」


「うむ、その時はよろしく頼む。」


ウィーリに会わせるのはなあ...


(呼んだ?ねえねえ呼んだ?)


(いや、呼んでないよ。)


(そっかー。)




その後もリーシャのペースに合わせてゆっくりと進む。洞窟の主達は既に俺たちの存在に気づいているのだが、一向に襲ってこない。亜龍を倒したからなのだろうか。お、一体が右方向から接近してくる。見えた!種類は...インテリジェンスワイバーン(A+級)だ。初めて聞く名前だが、「インテリジェンス」と名前に付いているならば、もしかしたら人の言葉を話せるか、理解出来るのかもしれない。


リーシャにワイバーンが来るとやんわりと忠告しておき、身構える。そして近づいてきたのは赤紫色の鱗を持つワイバーンだった。



『...取引をしたい...』



おお、喋った。

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