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魔法ギルド

魔法ギルドを目指して歩いていると…あった。前々からここって魔法の施設じゃね?とは思っていたが、看板が無かったため確証は無かったのだ。





早速中へ入ってみると、冒険者ギルド程ではないがそこそこ広い。


早速受け付けの所へ向かう。受け付けの数も冒険者ギルドよりは少ない感じだ。俺は痩せた青年受け付けに話しかけた。


「すいません、魔法を習いたいのですがどうしたら良いでしょう?」


「それではまず、魔法に適性があるか調べましょう。ついでに使える属性も分かりますので。…よっと。これに手を置いてください。」


そう言って青年が取り出したのは水晶だ。俺は言われたとおりに手を置く。すると水晶は黒ずんだ。


「っ!…黒ですね。大変素晴らしいです。ほとんど全ての魔法に適性がありますね…!」


水晶をガン見しながら青年は言った。そりゃそうだ。ウィーリに頼んだもん。



青年はゴホンと1つ咳をすると、


「それではどの属性を学びたいか言ってください。初級魔導書なら1時間10アットでお貸しします。」


「氷属性でお願いします。」


やっぱ火とか雷は山火事とか怖いしな。


「分かりました。それでは魔導書をどうぞ。練習場はギルドの裏手にあります。」


そう言ってペラペラの絵本より薄い魔導書を渡してくれた。



練習場へ向かうと、なんと練習場はギルドの数倍の広さで、至る所に的がある。ちらほら人もいて、一心不乱に魔法を発動させようと頑張っている。


俺はパラパラとめくってみたが、二種類しかなかった。アイスボールとアイスニードルだ。


氷のつくり方は省略する。要は水から氷になる過程をイメージしろってことだ。それに自分の内なる力、つまり魔力を注ぎながら造るらしい。



氷はともかく魔力の事で手こずるかと思ったが意外と上手くいった。目の前には直径10cm位の氷球が浮いている。後はこれを頭の中で速さを調節して飛ばすだけらしい。因みに追跡とかはしないらしい。



(それじゃあ時速700kmで…行けっ!)


俺がちょっとふざけて頭の中で唱えたら…氷球は消えた。と思ったら、



ズドオォォォォン!



前方にあった的は爆散していた。他の人達の目が俺に集中しているが、知ったこっちゃない。俺は次のアイスニードルに取り掛かる。これは氷を作る過程で先端または全体を尖らせればいい話だ。


(今度は時速100km位で…行けっ!)すると氷槍は的に向かって飛んでいき、先ほどよりは弱めのズガンと言う音を出して的を破壊した。






…初級はこれで終わりらしい。所要時間は10分も掛かってないな…うん、中級に移ろう…




俺はギルドに入り、また青年受け付けの元へ向かう。


「あのー、中級の魔導書欲しいのですが。」


「えっ! もうですか!? わ、分かりました。中級の氷魔導書は1時間50アットです。」


俺は初級の魔導書を返して料金を払い、絵本位の薄さの中級の魔導書を借りた。



また練習場へ戻ってくると早速読み始める。中級最初の魔法は…アイスレインだ。まあアイスニードルかアイスボールをたくさん作って飛ばすとかそんなのらしい。


やってみるとすぐに出来た。でも一つの時より確かに魔力の消費が多いのは分かる。倦怠感がジワジワと溜まる感じがする。


次はアイスウォール。これは壁をイメージしながら氷を作ればいい。消費魔力は厚さで変わるようだな。



少し休憩してまた始める。あまり体力というか魔力が回復した感じはしないが。

今度はグランドアイス。これは地面を凍らせる魔法だな。絨毯をイメージして…出来た。簡単過ぎやしませんかねぇ…


中級はこの三つしかなかった。バリエーション無さすぎじゃないか?



また青年の元へ戻ると、中級の氷魔導書を返し、料金を払う。すると青年が、


「凄いですね!殆どの人は初級魔法を使えるようになるまで数週間掛かるのにそれを容易くクリアするとは! しかもその日の内に中級まで練習されるとは! 貴方のような人は滅多にいませんよ? いや~、この調子だとまだまだ伸びそうですね! 頑張って下さいね!」


と言ってきたので、俺はお礼を言うと、今度は冒険者ギルドへと向かう。まだ正午を過ぎたあたりだ、何か依頼を受けれるだろう。



俺が中に入ると受け付けカウンターにはケイトが座っていた。


「ケイト、依頼を受けに来たよ。」


するとケイトはパアっと顔を明るくした。うーん、可愛い!


「依頼ですよね…どうぞ!」


俺はケイトの差し出したファイルの中から1枚の討伐依頼書を取り出す。C級で討伐報酬は一匹1000アット。内容は西門から歩いて3時間程の場所にある川に、アイアンクラブが大量発生したのでそれらの討伐だ。倒した分だけ稼げるな。


「この依頼にする。アイアンクラブの特徴を教えてくれ。」


「アイアンクラブは必ず群れで行動しています

。名前の通り甲殻がとても硬いです。硬さだけならワイバーンに匹敵すると言われてはいますが、鈍器に弱いですしあまり足は速くないです。そして関節を狙えば十分ダメージを与えられます。しかしその弱点を数で補っています。因みに甲殻はいい値段で売れるので素材を持ってくるなら出来るだけ頭を狙って傷が付かないようにすると良いですよ!…よし、依頼を発注しました。頑張ってくださいね!」


「ありがとう。それと今日は帰らないと伝えておいてくれ。それじゃ、行ってくるよ。」


俺はそう言いケイトの頭を撫でると西門へと向かう。




西門は北東門と殆ど変わりがない造りだったが、こちらの方はあまり治安が良くなさそうだ。多分ここはアクアガーリーのスラム街ってとこだろう。




俺は中年の門番に会釈し、そのまま門をくぐった。

7/26 アイアンクラブの討伐ランクをBからCにしました

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